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経営計画を立てている会社が潰れない理由

SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社

代表取締役 

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

年末年始は、一年を振り返り、新しい年への思いを描く大切な時期です。特に、普段忙しい社長にとって、こういった静かな期間は、とても貴重な機会です。

成功している社長は、この時間を有効に活用します。理想とする会社の姿に向かって前進できているか、もっと良くするにはどうすればよいか、改善が必要な部分はどこかを、じっくりと考えるのです。

これは、簡単なことではありません。なぜなら、会社の成長を左右するのは、良くも悪くも社長である自分自身だからです。そして、多くの社長が自分自身の自覚がないまま、会社にとっての一番の問題児になってしまっているのです。

なぜなら、社長には上司がいません。自分で自分を律し、判断しなければなりません。これは、言うのは簡単です。しかし、人は誰でも、楽な方についつい流されてしまうものです。

また、社長に対して、忖度無しに助言してくれる存在は、意外と少ないものです。そのため、知らず知らずのうちに、進むべき道を見失なってしまう社長がいます。

社長も一人の人間です。悩んだり、迷ったり、時には苦しんだりすることもあります。自由な立場だからこそ、様々な選択肢の中から正しい道を選ぶのは、とても難しい仕事です。

迷うことは、悪いことではありません。しかし、社長が迷った結果、楽な方に流されてしまっては、どんどん問題が悪化してしまいます。

経営が苦しくなる会社の共通点は、社長だけじゃなく、社員全てが薄々、「あれ?このままではまずいかもしれない…」ということに、気づいているということです。

とはいえ、日常が忙しいため、問題の芽が日々大きくなっていることに気づきながらも、本来やるべき打ち手が打てないまま、時間だけが過ぎていってしまうのです。

昨今の円安、物価高など厳しい経済環境、人手不足や賃金の高騰など、さまざまな要因で苦しんでいる社長さんも、きっとおられることでしょう。

しかし、厳しいようですが、このような外部環境の要因から出てきた問題は、実は、元々抱えていた経営課題が、表面化するキッカケでしかなかったかもしれません。

そう考えると、社長が言葉には言い表せない「なんとなくの違和感」を感じた時こそ、早めに対策を打っておくことが大事なのです。

社長が感じる違和感というのは、これまでの経験上、99%の確率で現実のものになる可能性が高いです。ですから、問題の火種が表面化する前に、具体的な手を打っておくことが必要なのです。

経営悪化の多くは、全く予期せぬことによって起こるものではありません。将来の問題はなんとなく予測できていたものの、対策を先送りにしてしまったことが一番の原因なのです。

「このままでは大変なことになる」と分かっていても、目の前の売上や資金繰りに追われ、なかなか根本的な課題解決ができない…。多くの社長が、このような状況で悩んでいます。

日々の業務に追われて、物事の優先順位を考える余裕もない。そんな状況の社長さんも多いでしょう。

しかし、会社の未来を切り拓けるのは、社長である、あなただけです。従業員でも、取引先でもありません。だからこそ社長は、日々の業務に追われる日常から、少しでも早く抜け出す必要があります。

日々の業務に追われて、経営計画を立てていないなら、ぜひ年末年始に、経営計画を立ててください。

本当の安心は、社長自身が心から納得できる未来を描けた時に訪れます。それは、経営計画を見直し、実行する過程の中で見つかるものなのです。

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