3店舗目以降から更に利益を上げられる社長が持つ視点とは?
「指示待ち人間ばかりだからです」
弊社にご相談にいらっしゃった理由を、ある社長がおっしゃいました。
・人が増えるほど利益を上げていきたい。
・誰もが積極的に結果を出したくなる組織にしたい
その為に自ら作った仕組みに問題が無いか?
それを見て欲しいとのことでした。
多店舗型ビジネスの業績をもっと上げていきたいから、ピアーズのコンサルティングを利用したい。
弊社はそんな社長の為に存在します。
ぜひうまく活用していただきたいです。
弊社にご相談にいらっしゃる社長が求める事で多いのは何か?
それは「人の力で他社と差を広げていくには?」です。
これは可能ですが、簡単ではありません。
よくあるケースは3店目からの失速です。
1~2店舗目までは順調に業績を上げられていて、
「我が社には他社に無い『人の力』が存在する」
「更に店舗をどんどん増やしていけば、圧倒的でいられるんじゃないか?」
と手応えを感じていたものの、何故か3店舗を出店してから失速。
・せっかく高給取りのエリア責任者を据えても、
・新たにミーティングの会場を確保し、定期的に繰り返しても、
業績拡大には結びつかず・・・、
そうこうしているうちに、肝心の1~2号店の収益さえも上がっていかなくなってしまった、です。
このような企業は外部から見れば、順調に出店を増やせている有望な企業です。
周囲からは
「御社は勢いがありますね!」
「さすがは〇〇社長」
と期待を寄せられ、つい
「もっとだ!もっと」
となってしまいがちです。
しかし冷静に分析しますと「店舗を増やす度に収益が悪化していってる企業」です。
勘の鋭い社長は
「このままではいけない」
「何か対策をうたなければ」
と、密かに将来への心配を抱えていることでしょう。
・なぜ今まで順調だったのに、出店するほど収益悪化が進んでしまうのか?
・原因はどこにあるのか?
そんな壁を前にしている社長の中には
「原因はきっと人だ」
「人が増えるほど収益が悪化しているのでは?」
と特定できている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「人を何とかしなければならない」
「どこからどう手を付けるか?・・・」
ここでよく耳にする社長の一手は「社長から従業員に熱く伝え続ける」です。
「社員、スタッフは大事な仲間だ」
「同志である」
「いや、家族といってもいい」
「当社は『人』を大事にする企業だ」
しかし、これだけで業績を上げられていくほど多店舗型ビジネスは簡単ではありません。
もしかしたらそれは正しく伝わっていなくて
「また始まったか」
「社長はいつも同じこと言うよね」
など、呆れられているかもしれません。
マネジメント面における課題の厄介な点は、リーダー以外が解決できない、です。
ある日、社員から
「社長、原因はこれです」
「こうしたらうまくいきました」
となることはまずありません。
仮にそんな優秀な社員が現れたとしても、その社員はすでにリーダーの素質があります。
今の会社にいつまでも在籍している必要が無いのです。
だったらビジネス書からヒントを得ようとする。
これも一つの解決方法かもしれません。
しかし果たして
「多店舗型ビジネスにおいて、人の力で業績を上げていく方法」
というピンポイントの内容の本は存在するでしょうか?
一番お勧めなのは、当社ピアーズのセミナー( https://pearze.jp/seminar/ )を受講していただくことです。
他社には無い自社オリジナルの人の強みに磨きがかかり、圧倒的に成長していけることでしょう。
弊社は、多店舗型ビジネスにおいて、人の力で他社との差をつけていくマネジメントの仕組みづくりのお手伝いをしている専門の企業です。
対応しているのは全て私、代表の伊東ですので、どうぞご安心ください。
さて、今回のコラムで3店舗目から失速してしまう企業と、逆に人の力で業績を更にあげていける企業の違いを挙げてみます。
それは社長が持っている視点の違いです。
その視点とは
「あなたじゃなければならない」という要素が社内に浸透しているか?
です。
私がこう述べますと
「そうですよね、大事ですよね~」
「うちもそれは大事にしろと常々言ってます」
という反応をいただくことがあります。
しかし、そこで私は
「どんな仕組みですか?」
と、実際に見せていただきますと
「・・・?」
「社長、これのどこにその要素が含まれているんでしょうか?」
となることが多いです。
つまり「あなたじゃなければならない」という要素が大事だと、口では言っているのに、
それが実現できていない企業が多いということです。
このように「わかっていたけどできていなかった」となってしまう理由を1つ挙げるとすれば、それは多店舗型ビジネスには特有の「壁」が存在するからです。
その壁とは
・従業員が増えていきやすく、目が届きにくくなる
・店舗が経営者から遠い場所にある
・本部と店舗では働く曜日、時間が異なる
です。
多店舗型ビジネスにおいて、店舗と人が増えていっても
「あなたじゃなければならない」
という要素を維持し続ける・・・
これはとても困難です。
そのせいか、かつて私はこんなお声をいただいたことがあります。
「いちいちあなたじゃなければ、なんてやってたら会社が回らなくなる」
お気持ちはよくわかります。
「しかし、本当にそれで良いのでしょうか?」
逆に言えばこういう事です。
「あなたじゃなければならない」という要素が存在しない企業とは、
社長から従業員に対して
「別にあなたじゃなくてもいい」
「誰でも構わないんだ」
と常に言い続けていることと同じです。
果たして、そんな企業で働く人達は「本気を出したいぞ!」となってくれるのでしょうか?
・「君の代わりなんかいくらでもいるんだから」という接し方を、各部署長がとっているかもしれない企業に、人は集まるのでしょうか?
・驚く程の結果を出してくれた人に、誰も注目してもくれない組織でいいのでしょうか?
・立ち直れないほど落ち込んでいる人に、さっさと次の仕事をしろ!という会社でいいのでしょうか?
御社には「あなたじゃなければならない」という要素は盛り込まれていますか?
店舗と人を増やすことに重きを置いていて、会社のマネジメントをふと振り返って見た時
「別に私じゃなくてもいいのでは?」
と思われても仕方が無い形になってしまっていませんか?
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。