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「自己肯定感」~今年出版した書籍ででお伝えしたかったこと

SPECIAL

バトン承継コンサルタント

承継イノベーション研究所(株式会社think shift)

代表取締役 

これまで後継経営者を100名以上支援・指導し、自身も後継経営者として実績を出してきた、後継者支援の実績と後継経営者としての経営実務の実績とをあわせ持つ、バトン承継コンサルタント。
後継経営者が「ただ」事業を引き継ぐだけではなく、「自分らしい」経営を行うことで経営の革新を引き起こす、「承継イノベーション」を提唱している。

バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。

10月も終わりますね。

今年も残り2ヵ月、コロナに翻弄された一年でした。

しかし、ここのところは感染者数も激減し、治療薬の開発のニュースも耳に入ってきます。

社会の環境は確実に良い方向に向かっていますので、会社の経営も次に備えないといけないですね。

さて、そんなコロナの影響を多大に受けた今年の6月2日水曜日、自身3冊目の書籍を出版いたしました。

『自己肯定感を高めて職場の居心地を良くする方法〜会社の人間関係に悩むあなたに贈る成功法則〜』という本です。

自己肯定感が低めのビジネスパーソンに向けて、会社で必要な“人財”となるための方法論をまとめました。

書籍出版の記念講演のご依頼をいただいていたのですが、コロナ禍の状況で延期となっておりましたが、先日開催することができました。

こちらの記事をお読みの方は経営者の方が多いとは思います。ですが、期待している若手社員や、将来を担う新卒社員の中にも自己肯定感をうまく高められない方もいらっしゃるかもしれません。
この本でお伝えしたかったことをご紹介することで、そんな彼らとのコミュニケーションのヒントになれば幸いです。

書籍のテーマである「自己肯定感」とは?

この書籍は「自己肯定感」がテーマ。

巷では、子供の教育論としての自己肯定感や、自己肯定感をアカデミックな見地から扱うものが溢れています。

こちらの本では、既刊本で書かれているような意味合いでの「自己肯定感」とは違う観点で「自己肯定感」を取り上げています。
具体的には会社の中で「自分らしさ」を発揮して、ストレスなくビジネスライフを過ごすためにはということを、私自身や周囲の人たちの事例をもとに展開しています。

私自身は若い頃、自己肯定感が高いタイプではなかったように自覚しています。

元来、根拠のない自信はありましたが、この本で表現している自己肯定感とは違うものでした。
根拠のない自信を持つだけでは本物の自己肯定感には結びつきません。
加えて本に書いたような考え方を身につけ、具体的な行動で示し、それが目に見える評価として返ってきたころから、本物の自己肯定感が芽生えたような気がしています。

書籍では、61個の成功法則という形でまとめましたが、全編を通じて伝えていることは3つに集約されます。

もちろん、さまざまな角度から表現しているので、いろんなことが書かれているように感じると思います。

しかし、著者としては、言いたいことが散漫している内容ではなく、すべての結論に一貫性を持たせられたと自負しています。

書籍のポイントを3つに集約すると

まず、1つ目としては、そこで起きている事象を「切り分ける」こと。

「切り分ける」とは、

自分の問題なのか、他人の問題なのか
コントロールできるものか、コントロールできないものか
短期的に解決すべきものなのか、長期的に解決すればいいものなのか

を分解して考えるということです。

たとえば、冒頭に書いた新型コロナウイルスの問題。

残念ながら、コロナの状況を憂いたり、ジタバタしたところで収束するわけではありません。
泣いてもわめいても仕方がないと捉えるということです。

このような自分では何ともしがたいことであるならば、自分の問題とは切り分けます。

その上で、自分でできる予防や行動をするしかないのです。

このように事象を分解して考え、自分の問題とそれ以外とを明確に「切り分け」、自分が解決すべき問題を特定することが最初のポイントです。

2つ目としては、自分の問題、コントロールできること、そして、今すべきことに注力すること。

目の前に起きていることを切り分けた後は、自分が未来に向けてできること、今すべき行動にフォーカスします。

特に過去に起きたことは、いくら悔やんでも結果が変わることはありません。

それらは、すべて受け入れるしかないのです。

そもそも、過去の反省はしても後悔をする必要はないと考えています。

人は誰しも問題に向き合ったときは、その人がその時点ででき得る最高の答えを出していたはずだからです。

過去の経験が仮によくなかったとしてもその経験を反省をすることで、今に活かし自分ができることをするしかないということです。

最後の3つ目は、最善を尽くしたあとの評価は相手に委ねるということ。

仕事には、他人の評価はつきものです。

仕事は一人で完結しません。

お客さま、上司、同僚との関わりがあるから、仕事と呼べるのです。

努力をすれば報われる確率が高くなると、私は信じています。
もしかしたら報われてほしいと信じたい気持ちなのかもしれません。
一方で必ず報われるものでないことも知っています。

例えば、仮に同じ成果物を出したとしても相手によって評価が分かれます。

当然、相手の評価はコントロールできませんから、コントロールできること、すなわち成果物の質に注力して最善を尽くすしかないという結論です。

以上の3つのことを私の経験などを織り交ぜて、繰り返し繰り返し伝えているのが、私の3冊目の書籍になります。

もし若手の社員の方で自己肯定感を高められていない方がいらっしゃったり、自分が解決すべき問題でないことや、コントロールできないことで悩んでいる方がいらっしゃったら、ここに書いた内容をお伝えすることをしてみてもらえたらと思います。

なお、書籍は全国の主要書店やAmazonでご購入をいただけますので、どうぞよろしくお願いします。

https://think-shift.jp/jikokoutei/

 

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