利益は本当に大事ですか?
利益を増やしている経営者には当たり前のことなのに、「思うように利益が増えない、お金が残らない」経営者にとっては知らない、ということがあります。
この「利益」ですが。
売上総利益(粗利)、営業利益、経常利益、当期利益・・・。
利益にもいろいろありますが、あなたが重要だと考えている利益は何でしょうか?
「売上総利益です」という人もいると思います。
「営業利益だ」という人もいるでしょう。
本当にこれらの利益は重要なのでしょうか?
なぜ、利益が重要なのか説明できますか?
「利益がないと会社は潰れるでしょ」と言われるかも知れません。
いや、利益がなくても会社は潰れません。
資金繰りさえ回れば、どんな赤字でも会社は潰れることはありません。
じゃあ、なぜ利益が大事だといったりするのでしょうか?
実は、利益はそれほど大事ではありません。
赤字でも構いません。
「赤字経営はダメ」
「黒字経営こそ目指すべきこと」
が経営ではないのです。
利益さえも最終目的ではないということです。
利益よりももっと大事なもの。
それは。
キャッシュです。
キャッシュフロー。
お金です。
お金というと、少し下品な表現になりますが、会社経営で最も重要なことは、
「お金を残す経営」
ができているかどうかです。
利益は、お金を残すための一つのプロセスであり、モノサシにしか過ぎません。
大事なことなので、もう一度言います。
利益は、お金を残すための一つのプロセスだということです。
では、お金を残すためには、どうすればいいか。
損益計算者にはお金のことは何も記載されていません。
損益計算書には、お金を残すためのヒントが載っています。
先月出版した「会社にお金を残す経営の話」では、このヒントについて、いくつかの視点で書きました。
財務諸表でお金のことを記載しているのが、「貸借対照表」と「キャッシュフロー計算書」です。
しかし、この2つの資料は、パソコンからアウトプットされたままでは、使いにくく、不十分で、経営者にはなかなかわかりにくいものです。
これらの資料をもとに、わかりやすく、使いやすいものに作り変えたほうが管理は簡単です。
どう作り変えればいいか。
ヒントは「会社にお金を残す経営の話」にも詳しく書いています。
そして作り変えた後、細かく分析をした数字を毎月チェックしていただければ、何が悪いのか、どうすればお金は残っていくのかがわかるはずです。
損益計算書をいくら眺めても、お金を残す方法は見つかりません。
貸借対照表、キャッシュフロー計算書だけでも不十分です。
毎月の管理の仕方を変えて、「お金を残す経営」に取り組んでいきませんか。
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