令和時代の営業現場と営業強化
早くも2020年1月の折り返し、さて、読者の貴方は、昨週どんな動きをされたでしょうか?
私は、前週の半ばから外資系上場企業の指導のため、ラオスに訪問し、現在も滞在中です。
本日は、平成と令和の経営環境の違いと営業強化についてお伝えします。
今年は、曜日の並びと働き方改革の影響で、かなりの企業が1月6日から仕事初めだったかと存じます。また、働き方改革の風潮もあり、1週間~9日間という連続した休暇をとられたところも多いことでしょう。
オンとオフを切り分けることは、経営や仕事へ新たなアイデアを創出するきっかけになるだけでなく、社員の健康管理としても間違いなく効果があります。
「奴隷のように働き、王様のように遊ぶ」という言葉は、その表現はともかく、昭和末~平成半ばまでは、ビジネスパーソンの一つの理想形でした。
しかし、失われた20年が経過した後では、前段のムチャな働き方はいまだに散見しますが、後半の余裕ある遊び方は、しょせん夢物語で、社員の気持ちを奮起させるとは到底思えません。
私見ですが、令和時代のビジネスパーソンの一定層が本音で求めているのは、「ほどほどに働き、老後のために貯蓄したい」ではないかと推察しています。
要は、平成時代の半ばまでの様に、がんばった先にご褒美が待っているマネジメント(例:昇給昇格やストックオプション)だけでは、現場は変わらない可能性があるということです。
令和時代には、令和時代にあった経営の手法と営業強化のやり方が幾つか存在します。
一つヒントを上げるとすれば、
「ほどほどに働き…」というところです。
「ほどほどに働きたい人を、必死にさせる」よりも、「ほどほどのままで業績があがる」ような経営システムを整えることこそが現実的ですし、いったん出来上がると確実に持続します。
しかし、そうすると、どうやっても、今までの経営や営業のやり方を変えるか、いままでにないことをする必要が生じます。その様な時、リスクのある意思決定を躊躇なくできるのは、中小企業では経営トップのみです。
令和時代は、会社や資本力の大小ではなく、経営者の力量こそが会社の強さと業績を決める傾向が益々強くなることが予想されるのは、そのためです。
2020年は、平成時代の延長線上や強化版だけではなく、可能な範囲で、令和時代を先取りした経営および営業強化に挑戦されてみてはいかがでしょうか?
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