ビジネスタレントとコンサルタントは違う
「今度、○○というコンサルタントに頼もうと思っているんですが、あの人は大丈夫ですか?」──
ご質問いただく中でも、特に多いパターンの一つが、「あの人大丈夫?」の質問です。
長年、コンサルタントのみならず、セミナー講師や士業、知識人といった方々とご一緒させていただきましたので、経営者の方々からご質問をいただいた際には、できるだけ分かりやすくお答えするようにしています。
ただし、重要なのは「依頼者側の用途」です。単純に「あの人、どうなのか?」と聞かれた場合、コンサルタントとして仕事はできないが、講演者としては大変人気のある人、という場合もあります。
用途を伺えば、「10周年記念の行事に、来場者に面白い話を聴かせたいので…」といった場合もあります。
必ずしも、コンサルティングを必要としているとは限りません。
講演が抜群に上手い人がいます。研修が抜群に上手い人がいます。
コンサルティングが実際にできる人を「コンサルタント」と言い、それ以外は他の呼び名を使うべきですが、実際には多くの人が「コンサルタント」と称しているのが現実です。その分、ややこしくなっているのです。
依頼者は、何を頼もうとしているのか。具体的な言葉にして確認するようにしてください。
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