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真実を知った上で進むべき道を決める

SPECIAL

成長支援部づくりコンサルタント

ヒーズ株式会社

代表取締役 

会社の大元となる「総務」を革新すれば、すべての事業部に影響を与え、顧客志向になり、驚くほど業績が伸びる。経営者が着手すべき、「成長支援部づくり」を指導。

真実を知った上で決断する

先日テレビで福山雅治さん主演のガリレオシリーズの映画第二段「真夏の方程式」が放映されていました。

私は3年前の公開時にこの映画を見たのですが、映画の中では「すべてを知った上で自分の進むべき道を決める」というセリフが何回となく出てきます。

会社を経営する上においても、実際には知らないことばかりです。けれども、「知らないから、知ろうとするのか」「知らないままで、やりすごそうとするのか」によって、中長期的な成長に違いが出ます。

経営者は「自社は何が弱いのか?」「会社の問題点はどこか?」ということにはうすうす気づいてはいます。けれども、大半の場合「まだ大きな問題になっていないからまあいいや」ということで、真実から目を背けることが多いのではないでしょうか。

映画「真夏の方程式」の中では、例のごとくガリレオの立てた仮説の検証が行われます。そして、仮説の検証によって明らかになる真実はある人にとっては見たくない現実でした。

主力商品の売れ行きが今一つ、広告を出しても以前よりも反応がない、社員がなかなかやる気を出してくれない・・・。

見たくない現実は実に面白くないものがほとんどです。でも、面白くない事実の背景には会社が遅かれ早かれ取り組まなければならない課題が必ず潜んでいます

中にはたとえ真実を知ったとしても、すぐには解決できずに対応を先延ばししなければならないこともあります。

先日も、あるクライアントさんとのセッションの中で「本当はその仕事をやりたくないが、当面の売上を確保するためにはすぐに止める訳にはいかない」という現実が明らかになりました。その時、当方からアドバイスしたのは、「では、期限を決めましょう!」ということ。期限を定めて先延ばしするということであれば、ズルズルと見て見ないフリをしているよりは数段の進歩です。

経営者の最大の仕事は決断。そのために、まずは知る勇気を持ちましょう。

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