正しい節税、間違った節税
会社に利益が出たとき、多くの社長が考えるのが節税です。 「税金は喜んで払う」という社長も中にはいらっしゃいますが、現実問題としてそんなに多くはいないものです。 必死に試行錯誤して、売上や利益を作り出したわけですから、自社の発展のため、自分や家族、従業員のためだけにお金を使...
会社に利益が出たとき、多くの社長が考えるのが節税です。 「税金は喜んで払う」という社長も中にはいらっしゃいますが、現実問題としてそんなに多くはいないものです。 必死に試行錯誤して、売上や利益を作り出したわけですから、自社の発展のため、自分や家族、従業員のためだけにお金を使...
「先生に頼んでホント良かったですよ。それじゃなきゃ、こんなに早く復活できませんでしたもんね」 「種を撒いてちゃ遅いですね。接ぎ木しなけりゃ」 何の話かというと、使われずに遊んでいた、どうしようもないショールームを復活させたことによる、ある社長の喜びの声です。 当社では「...
建設業の下請け脱却を考える際には、建設業特有の何層にもなっている「ピラミッド構造」を考えておかなければなりません。スーパーゼネコンと呼ばれる5社を頂点に、全国展開する大手ゼネコンが50社程度、中小規模の地方ゼネコン2万社がそれに続きます。それらゼネコンの下請けとして、内装...
自動車産業が基幹産業の国といえば日本とドイツ。BMW、VWはオーナー一族が存在する同族会社です。日本とドイツでは文化的な背景が異なりますので、会社の仕組み、統治方法などの法律制度は違うのですが、我が国と同じような家族問題を抱えています。 1.ドイツの会社は面...
「ビジョンをつくるのはいいんですけど、あまりにも現実離れしていて意味がない気がする」と先日お会いした若い経営者。コンサルタントとかアドバイザーとかいう人に会うたびに「ビジョンは何か、理念は何か」と問われるので、なんとか考えようとしているらしいのですが、どうも現実感が湧いて...
「つまらない会社になりましたね。」 住宅系サービスを店舗展開するK社長は、この言葉を聞いてドキッとしました。 ちょうど2年前に、同じ言葉を言われたことを思い出します。 若く優秀な社員がそう言い残し、会社を去っていきました。 口惜しさと不甲斐なさから、それから必死に会社を整...
先日、顧問先からの依頼で中途社員研修を行った。20代が2人、30代が2人、60代が2人の計6名での研修だった。みんな社会人経験者なので私から改めて社会人とは会社員とはなどと御託を並べることもなかろうと思い、いくつかのテーマでそれぞれに話してもらうことにした。 各人各様の社...
「南澤さん、毎日の営業活動に計画性が欠けているスタッフがいて、どう対応すればいいのでしょうか?」ーーーこれは、先日ある卸売業の商社の経営者から受けた相談の一部でした。卸売業では主に、ルート営業という特定の顧客を訪問する形が主流です。にもかかわらず、一部のスタッフは明確な計...
先日、とある事業主の方からのご相談を受けた際に、組織図を提出してもらうことがありました。典型的な中小企業なのですが、営業と書かれたハコの中には所属するスタッフの名前がいくつか無造作に記されていました。相互の関係を示す線は示されず、誰がリーダーなのかもはっきりしません。 こ...
「未達のくせに、よく平気で帰れるね」 ある企業で日常的に繰り返されていた言葉です。 企業風土は「いかに自分の時間を捧げられるか?」 本部社員含め、店長や店舗社員は「働きすぎ」の状態。 「結果が出るまでやれ」が当り前となっていて、コンプライアンス軽視という爆...