第31号:高付加価値社長が知るべき、言語化・文書化・映像化

「シライ先生、難しいですね、自分でビジョナリーブックを書いたことがありませんから、どうも無味乾燥な出来になってしまいます」サービス業を営むA社長のご発言です。A社長はそうおっしゃって、書きかけの″経営ビジョン”を私に提示されます。そこには社長が実現したい5年後の数値目標と...
「シライ先生、難しいですね、自分でビジョナリーブックを書いたことがありませんから、どうも無味乾燥な出来になってしまいます」サービス業を営むA社長のご発言です。A社長はそうおっしゃって、書きかけの″経営ビジョン”を私に提示されます。そこには社長が実現したい5年後の数値目標と...
システム、製品またはサービスを開発するプロジェクト。その開発プロセスは確立されているでしょうか。明文化されたプロセスが存在していなくとも、優秀なプロジェクトマネージャ(PM)が一人いれば、目の前のプロジェクトを成功させることは可能でしょう。しかし、企業または組織の中...
「高校生になる娘に、会社を継ぐよね?と聞いたら、継がないと言われた」と、悲しそうな顔をしながら話してくださったのは、とある企業の経営者です。その場にいた複数の経営者たちは、大笑いして可哀想だなと慰めていました。ところがそれから数年後、その中の一人から「我が家も継ぎたくない...
「人を頼るな。人は巻き込め」 これは当社が創業した時からの教訓です。教訓があるのですから、それなりの失敗をしてきたということです。どんな失敗かというと…? 独立・起業すると、当然ながら顧客はいません。前職のお客様にはアプローチしないと心に決めていましたので、...
「事業承継」と聞いて、多くの社長が最初に気にするのは「税金」についてです。確かに税金対策は重要ですが、同族会社の事業承継の場合は、税金対策以外にも重要な問題が、たくさんあります。 しかし、目の前の税金だけに焦点を当てて、事業承継をしてしまう同族会社がほとんどです。特に、顧...
「いや~、うちは営業がベテラン頼りで、新人が全然育たないんです。数字を出してる人はいるんですが、その人が辞めたら終わりだなって、いつも不安で…」 ―これは、当社の個別相談にいらした建設業の社長からの実際の声です。確かに、営業を特定の社員のスキルや人脈に依存している企業は少...
4月11日のコラムでは、多角化経営を成功させる二大要因として、キラー経営資源磨き上げの視点と、②事業経営者の決定の視点」について、述べさせていただきました。 今回のコラムでは、残り3つの要因に入る前に、私の2人目の恩師が抱いた「コングロマリッドビジネス構築の...
最近の研究会で、ヨーロッパ(EU)の環境政策が新しい段階に入ったという話を聞きました。環境問題に本気で取り組む姿勢が、これまで以上にはっきりしてきたということです。 EUでは2021年から「タクソノミー」というルールを導入しています。これは、企業の環境に対す...
「そろそろ息子に継がせたい。でも――」 拙著を読んだある社長から、こんな切実なメッセージが届きました。 「事業承継を見据えて組織を鍛えたい。しかし親子で噛み合わない。どうすればいい?」 ここ数年、同じテーマの相談が急増しています。 後継社長が“揺るぎない自信”をもってバト...
先週、クライアントを集めた一年で最も大きなイベントを開催しました。 そこでは経営の原則と私の理論を振り返ります。 その懇親会の場で、A社長が言いました。 「いま年商5億円ですが、年商10億まで行くイメージは持てています。」 テーブルを囲んだ他の社長たちも力強く頷きま...