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【総務の革新】成長支援部づくりで業績を伸ばす経営視点
岩井徹朗 コラム バックナンバー
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筆者プロフィール
1963年和歌山生まれ。大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入社。三つの支店において融資業務を経験した後、役員秘書を経て海外駐在員事務所の開設に従事、バックオフィス的な仕事が回る仕組みをほぼ1人で構築した。
同世代の友人が海外拠点のトップとして活躍している姿に刺激を受けて、帰国後インターネット銀行の設立準備会社(現・楽天銀行)に転職。総務部長として、資金調達から、規程の整備や人事制度の構築まで幅広い業務に携わり、入社1年後には無事銀行開業に導く。
意識が高く、意欲的な人が集まる組織では一つのことを決めるにも、経営者と社員、営業部門と事務部門との調整が必要で苦労も多かったが、持ち前のねばり強さとバランス感覚で将来につながる土台作りに貢献した。
その後、財務経験を積むためにGPS関連のベンチャー企業に転職し、半年間で2億円の資金調達に成功する。株式公開を目指して仕事に邁進していたが、大型プロジェクトに関する社内のリスク管理の甘さから、資金繰りが急速に悪化。取引先への支払はおろか社員の給料まで払えない状態になり、起業を決意、2006年7月にヒーズ株式会社を設立した。
当初は資金調達のサポートを中心にコンサルティングしていたが、「お金さえあれば何とかなる」と考えている中小企業が予想以上に多いことを痛感。徐々に資金調達する前の社内体制作りに力を入れ始める。
現在は「成長支援部作りコンサルタント」として、財務戦略・資金戦略、社内体制の構築、社内活性化戦略、会社の情報発信戦略の観点から、「負けない仕組み」を社内に定着させることに注力している。
「外部環境がどんなに変わっても、しぶとく生き残っていく会社」を多数創出し、「必要なとき、必要なところにきっちりとお金が回っていく社会を実現する」ことをミッションとする。