感謝を伝え、夢を語り合う 座談会のススメ
顧客づくりに限界は無い
顧客数、会員数に限界を感じている企業は少なくない。
業界における自社の位置付けから、「顧客数、会員数はもうこれまでか」というあきらめの言葉を何度か聞いたことがある。
しかし、市場シェアから考えると、まだまだ可能性はいくらでもあるのではないだろうか?
アリが象を倒すこともある。弱者が強者を追い抜くこともある。
あきらめない志が下剋上を起こすのだ。
リーダーには、顧客も従業員も巻き込む志、ビジョンが不可欠だ。
座談会は3人から始めよう
顧客とざっくばらんに会話できる場が楽しくて仕方がない。
そう思える私は、昨年4月から運営を引き受けているビジネススクールにおいて、10月期12講座の受講生約70人に声をかけて、初の試み「合同座談会」を企画した。
過去にもコンサルティング業務の中で、座談会を企画したことがある。
決まってクライアントからいただく質問は、
「何人くらい集まるのか?」
「何人くらい集めると良いのか?」
私はいつも最少決行人数3名と答えている。
今回は2回開催したが、いずれも定員5人として、最少3人集まればOKという腹づもりで実施した。
2回とも募集段階で定員5人は集まったが、当日キャンセルが発生して、3人ずつの開催となった。
しかし、これで十分。
会議室で、趣旨の説明、各講座受講者の感想の共有から始まり、その成果なども伺った。
座談会に参加するだけあり、皆さん志の高い人ばかり。
お互いにたいへん刺激的な時間を過ごすことができた。
共通の夢・目標をつかむ
後半は場所を変えて、食事をしながらの意見交換会。
参加者のスキルアップ、キャリアアップの夢と、ビジネススクール運営者としてのスケールアップという夢をぶつけあい、その中から共有できる道筋が見えてきた。
また、心強い支援の言葉もたくさん頂戴した。
おかげさまで、座談会は一過性の集いに終わらず、ロイヤルユーザーの会として、発展・継続していくことに決まった。
ロイヤル顧客づくりとはこういうことである。
需要と供給の立場を越えて、ともに歩む道を見つけると、お互いにメリットになることが多々見つかるものだ。
経営者の方々にお伝えしておきたい。
既存顧客を大切にしよう。
既存顧客に感謝を伝え、本音を聴く場をつくろう。
そして、お互いの夢を語り合おう。
相対する立場を越えた関係づくりが、貴社のビジネスを支えてくれるロイヤル顧客の創造につながるのだ。
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