財務は社長が磨くもの
財務は、よく「今まで誰も教えてくれなかった、事業永続のキーポイント」といわれることがあります。
財務は、どちらかというと非常に地味で、なかなか表舞台に出てこないものです。特に、経営者として経験が浅い、あるいは、売上至上主義の社長さんからしてみれば、その重要性を正しく理解するのに時間がかかるというケースもあります。
当社は、経営に前向きなオーナー社長・二代目社長に向けて「儲かって、潰れない会社づくり」「利益を出して、お金が残る強い財務体質づくり」のお手伝いをさせて頂いておりますが、そんな当社にご相談にお見えになる多くの社長さんが、「もっと早く相談していれば良かった」とおっしゃるのです。
多くの社長は、売上が増えれば、潰れない会社になると考えます。しかしながら、それは間違いなのです。結果としての財務ではなく、財務中心の会社づくりこそが、会社の寿命を左右する分岐点であるという事実を、社長が正しく認識しておくことこそが、最も重要なのです。
極論をいえば、この根本的な部分を理解していない限り、一時的・瞬間的な成功を掴みとることはあっても、決して永続的な成功繁栄を掴みとることはありません。
売上が増えた結果、強い財務基盤の会社になるのではないのです。社長が財務中心の会社づくりを目指したから、強い財務基盤の会社になるのです。
もし、万が一、あなたのライバル会社が財務中心の会社づくりをしているにもかかわらず、あなたの会社が財務中心の会社づくりをしていなかったとしたら・・・。
今、この瞬間に、どんなに社歴が長く、岩盤の事業基盤があり、売上シェアを誇って優位に立っていたとしても、3年後、5年後、10年後の未来は、もしかしたら、全く違うものになるかもしれません。
しかし、その逆も、また然りなのです。
あなたは、意識して財務を強くし、磨きあげる努力をしていますか?
結果としての財務に慢心し、時間やお金を垂れ流していませんか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛
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