開業カウンセラーのための誹謗中傷に動じない考え方
「他人から批判されたくない」
「誹謗中傷を受けたくない」
多くの人がこのように思っていることでしょう。
しかし、好むと好まざるとに関わらず、現実には批判されることもあります。特に目立つポジションに置かれている人ほど、その可能性は高くなります。
テレビタレントさんは、その最たる例です。ネット社会では匿名で相手を攻撃できるので、卑劣極まりない言葉をネット上で目にすることもあります。
そこまでいかなくても書籍を出版した人、人気カウンセラー、稼いでいる起業家、セミナーの人気講師なども批判の対象になりやすいです。
こんな時、まともに相手の言葉を受け止めていては身が持ちません。批判を肥やしに変えられるのであればいいのですが、成長の妨げにつながるようではいけません。
誹謗中傷に動じないようにするにはこのようにします。
相手が言っている言葉を変換するのです。
変換するとはどういうことか。
通常、相手を批判するときには「あなたは○○な奴だ」というように相手を主語にするYOU(ユー)メッセージで表現します。
これを自分を主語にするI(アイ)メッセージに変換するのです。
「私はあなたを○○な奴だと思っている」
このように批判している側の目線で、まずはIメッセージに変換します。
その上で「私はあなたを○○な奴だと思っているけど、私は××という考えだ」というふうにさらに変換します。
さらにまた変換すると最終的には「私は××という価値観を持っている」
このようにすると批判者が自分の考えを述べているだけになります。
批判された側は自分のことを指摘されたと捉えがちです。そうすると、ショックを受けてしまいます。そうではなく、実は批判をしている本人の価値観をアピールしているだけ、と捉えることが大切なのです。
対象を人以外にすると、より理解が深まると思います。
「あの映画はストーリーが単純だからダメだね」とある映画についてあなたが尊敬しているAさんが批判したとします。
Aさんのことを尊敬しているあなたは、Aさんが言うのだから、この映画はつまらないのだと判断してしまう。
しかし、Iメッセージに変換すると、「私はストーリーに趣向を凝らしているのが映画である、という価値観を持っている」ということになり、この映画のことを直接評しているのではなく、Aさん自身の価値観が露わになっただけと捉えるといいでしょう。
他人の意見に流されやすい人や人の批判を拡大解釈しやすい人は、いったんIメッセージに捉え直すと冷静に相手の言葉を受け止めることができるようになります。
このようにYOUメッセージをIメッセージに変換すると、たとえ批判や誹謗中傷を受けたとしても怖気づくことはありません。
そして、批判や愚痴を言っている人ほど、その人自身が心が満たされてなく、痛みを抱えていることが多いです。
他人を批判するという形で相手を貶めようするわけですが、自分自身の狭い価値観をアピールしているということです。相手がどんな人物であるかということが一つ分かったということなのです。ですので、あなたが必要以上にショックを受けることはないということになります。
あなたは批判や誹謗中傷にも動じることなく、あなた独自の道を歩んでいますか?
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