独立開業して成功するカウンセラーの考え方
自信がないから、行動できない。
この流れは一見当たり前で正しいようにも思えるのですが、この流れだと、自信が湧いてくるまでずっと待ち続けるしかありません。
しかし、この流れは現実にはあり得ません。現実には、この流れがひっくり返った形になります。
行動するから自信が湧いてくる。
この流れです。小さい行動でもいいから何か動きがあることで、自信がついてくるのです。
これは幼い子が成長するときも全く同じです。
例えば、一輪車にチャレンジするときに、最初から乗れる自信がある子は少ないでしょう。
この時に自信が湧いてくるのをじっと待っている子はいません。とりあえず乗ってみようと行動を起こすはずです。
何か少しでも行動するから、少しずつ自信が湧いてくるという順番になるのです。
成功法則を仕入れてばかりだと思考だけが働きます。思考ばかりが膨らんで、行動しないと、思考と行動のバランスが崩れて、感情が不安定になります。
例えば、不安が高まりすぎて、自分は不安神経症なのではないかと疑い始めた人がいるとします。
今はスマートホンでも手軽に調べ物が見つかる時代です。不安神経症で検索すると、100万件以上見つかります。その中から目当ての情報が見つかると、一安心です。
しかし、その安心は長続きしません。思考だけが働いて適切な行動をしないままだと、再び不安感が再燃し、別の症状かもしれないという疑惑が湧き、再び検索するのです。
思考ばかりが膨らんでくるので、行動とのバランスが崩れて感情が不安定になります。この流れが続くので、一向に自信が湧いてこないのです。
クライアントの状況に合わせてこういった話をすると、とても納得してくれます。
しかし、事業を営む時に自分自身が実践できていないと、うわべだけの言葉を並べても全く説得力がありません。クライアントのことは客観視できても、自分のこととなると、当たり前のことができなくなってしまうのです。
成功法則を学んだら、それ以上に行動していくようにすることです。
自分自身がクライアントの手本となるように、インプットだけではなくアウトプットをしっかりしていきましょう。
そうすることで心が安定し、その結果自信が湧いてくるのです。
あなたはアウトプットを十分に行っていますか?
「成功している人は皆どのようにしているのでしょうか?」
カウンセラーとして独立開業したばかりの人と話をする機会がありました。
成功している起業家が取り組んでいる内容を調べたり、検証したりすること自体は問題ありません。
しかし、ちょっと気になることがありました。
開店休業中にも等しい状況がずっと続いていて、少しでも自信が持てるようにと成功している人達に話を訊いているのです。
しかし、一向に自信が湧いてこないと言うのです。
自信が持てないから行動ができない。石橋を叩いて叩いて叩きすぎても渡れないという状態に陥っていたのです。
これと同じようなシチュエーションがカウンセリングの現場でもあるはずです。その時クライアントにどのように話をしているか、それを思い出す必要があります。
クライアントはカウンセラーであるあなたに言います。
「どうやったら自信が持てるようになりますか?」
「何をやっても失敗ばかりで自信が持てないんです」
「自信がないから、行動できません。どうすればいいのでしょうか?」
目の前にいるクライアントに質問されて、あなたはクライアントに何て言ってあげているでしょうか?
困った顔をして押し黙ってしまうことは、していないと思います。
いくつかのアプローチが考えられますがクライアントにも起業家にも通じる角度からお伝えします。
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