「元請建設会社の尻拭いなどしない専門工事会社の生き方」
常々、人間は、頭ばかり使って体を使わないとバランスを崩して、精神的に良くないと人に言う割には、3ヶ月の間、忙しさにかまけてずっと偏った毎日を過ごしておりました。昨日、本当に久しぶりに運動を再開しました。ストレスを溜め込まず、発散するのも経営者の大事な心と体のメンテナンスですね。あなたは、上手く自分メンテしていますか?商売繁盛していますか?
今回は、「元請建設会社の尻拭いなどしない専門工事会社の生き方」です。
マンションのくい打ちの手抜き、データの改ざんが世の中を騒がせています。建設業における不祥事は、ほんとにあってはならない人災といえるでしょう。ただ、私自身の会社も下請100%の専門工事で成り立っていた時代がありました。今回の問題も、元請、下請の立場の違いの中で起こったことです。
現場の職人は、現場の監督はいけない事は分かっていたはずですし、元請会社に報告や是正も伝えたはず。しかし建設業は構造的に、元請会社から下請会社、更にその下の孫請会社と、実際の現場施工は、元請会社の言いなり、要求どおり暗黙に事が運ぶようになっています。自分の上の会社に楯突こうものなら次から工事を干されてしまう現実があります。
下請時代の弊社でも建物欠陥につながる施工を強いられた事がありました。うちは屋根専門工事でしたが、明らかに傾斜が少なく雨漏りする可能性のある屋根を葺く羽目になったり、予算の都合なのか、すぐに悪くなる材料で施工を強いられたりしたことがありました。完工後から雨漏りして手直しで走らされるのは、末端の専門工事職人です。当然掛かった費用などいただけません。結局損をするのは下請専門工事会社と、今回のように建築主のお客様です。
末端の現場施工者は、ほんとは正しい施工が絶対出来るのです。将来不具合が起こることも予想できます。ただそれが通らず不本意な施工を強いられるのは、下請業者だからです。専門工事業はその分野においては、一級建築士より専門知識も技術も持っています。雨漏りしない長持ちする方法や材料を知っています。
そんな技術も知識も持ち合わせた専門工事業が元請会社の尻拭いをしなくても良い方法はたったひとつしかありません。専門工事業をお客様に提供できるカタチにし、自ら自立した元請専門工事会社になることです。
もちろんあなたの会社の専門工事だけで工事が成り立たないことの依頼もあるでしょう。そうゆう場合は、必要な専門工事の協力者と打合せを取りながら間違いの無い工事を提供すればいいのです。あくまでお客様とあなたの会社が直接意見を言い合える信頼していただける関係での工事施工ならマル投げから起こる先の間違いなど起きません。
問題は、専門工事だけで元請になれるかどうかですが、恐らく一番のネックは営業力です。安定受注できるかがカギになります。簡単ではありませんが、本気で取り組めば必ず出来ます。ただ時間が掛かるのです。やってみて結果が出るのが遅いからです。弊社では20年掛かりました。そんなに掛かることは出来ないですよね。なのであなたの専門工事を元請化にするノウハウと実際の仕組作りを村松は提供いたします。
下請工事から脱却しあなたの会社の専門性を最大に発揮でき、お客様に直接喜んでもらえるそんな会社になったらすばらしいことだと思いませんか?
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