顧客から選ばれ続ける組織に必要なものは○○
顧客から選ばれ続ける組織の条件
先日、3年ぶりに金融業を営むM社長からご連絡をいただきました。M社長とは8年以上にわたり、営業支店長、次世代リーダー、営業マンの育成をご支援し、総勢20名以上の方々の成長に寄与してきました。今回のご相談内容は、M&Aを予定している企業への支援について。かつて私たちが支援したプロジェクトがどのように進化したのか、改めて振り返る機会となりました。
業界常識を打ち破った若手の活躍
M社長の会社では、かつて「経営層を顧客にするにはベテラン営業マンが必要」という業界の常識を覆しました。新卒採用を始めたことで、若手社員が短期間で実績を上げる体制を確立。結果、同業他社を驚かせる成果を次々と生み出しました。
ポイントは「若手だからできたこと」にあります。顧客自身の課題解決力を活用し、その解決手段としてM社長のサービスを選択してもらう独自の営業手法を確立したのです。これにより、顧客の満足度と信頼感を高めることに成功しました。
顧客から寄せられる感謝の声
実際にサービスを選んだ顧客からは、次のような声が寄せられています:
- 「自分も気づかなかった隠れたニーズを理解してくれた」
- 「本当の不安を解消するための手伝いをしてくれた」
- 「これで経営の不安がほぼ解消された」
これらの声が示す通り、若手営業マンが持つ新しい視点と支援力が、顧客からの支持を集める要因となったのです。
成功の鍵は「課題解決力の強化」
M社長が導入した成功の鍵は「課題解決力の強化」でした。特に、未来志向の「クリティカルシンキング(本質的な問題解決の思考法)」を日常業務に取り入れたことが、若手社員の即戦力化を後押ししました。
この手法は、経営層が抱える未来の課題に対処するのに最適です。一方で、日常的な課題解決には「ロジカルシンキング(論理的な思考法)」も併用。両者を適切に使い分けることで、全社的な課題解決力が底上げされました。
他社にない「紹介が生まれる組織」へ
紹介営業を一切促進しないにもかかわらず、顧客から次々と紹介が生まれる現象が起きました。これもまた、若手社員が顧客の「隠れたニーズ」を掘り起こし、信頼を築いた結果です。
あなたの組織も「選ばれる組織」に進化できる
若手社員が業界の常識を打ち破り、顧客から選ばれ続ける組織を作るためには、課題解決力の強化が鍵となります。
課題解決力は、多くは研修で行われるものですが、研修を受けた会社が、すべて課題解決力の底上げを実現しているかというと、そうではありません。
課題解決力の強化のためには、全社的に会議でも、マネジメントでも、課題解決力が適応される仕組みにしてしまうことです。環境が変われば、必ず、課題解決力の底上げができるのです。
御社でも、未来志向の課題解決力を高め、顧客から自然と選ばれる会社づくりを目指しませんか?
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