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「継続的に」海外ビジネスで成功するには? ~自社で未来を切り拓く~

SPECIAL

東南アジア進出コンサルタント

KJグローカル経営事務所

代表 

国内企業向けの、東南アジア市場進出の戦略・実務コンサルタント。大学卒業後20年以上の間、メーカー・商社・公的機関にて海外ビジネス(主に東南アジア・中国)に従事。東南アジア市場におけるマーケティング・拡販業務を成し遂げた後、大手自動車関連メーカーにて同社中国初の販売会社(ディストリビュータ)を立ち上げ、人事・財務・企画等の管理部門の統括などを歴任。その後、食品/アルコール・伝統工芸品・医薬品/医療機器など多岐に亘る業種のアジア市場開拓支援を経て、2018年にKJグローカル経営事務所を設立。現在同社代表。

 「新しいソフトウェアアップデートが利用可能に。最新バージョンに更新して、最新の機能と改善をお楽しみください」 。 パソコンやスマートフォンで頻繁に出くわすメッセージです。頻繁過ぎて、時に面倒に感じるぐらいですが、長期間アップデートしない場合、どのような【不具合】が生じるのでしょうか?

  まず第1には、ソフトウェアの動作に支障が出ます。外部の環境変化により、現在当たり前にできていることが突然できなくなるのです。2つ目には、新しく導入された機能を利用できなくなります。古いバージョンのままでは、最新の追加機能を利用できないという致命的な問題が生じます。そして、3つ目は、互換性の問題。ソフトウェアやハードウェアの環境が進化する中で、古いバージョンのソフトウェアが新しい環境と互換性がなくなった結果として、正常に動作しなくなってしまいます。このように、ソフトウェアアップデートは面倒ではあるものの、対応しなければ大きな【不具合】をもたらすものなのです。

  上記は「個人」としてのパソコンやスマートフォン利用者の視点でのお話しでしたが、海外展開に挑戦する「法人」に関しても同じことが言えます。現在、非常に多い相談として「これまで国内の取引企業を通じて、間接的に輸出をしてきたが、最近めっきりリピートオーダーがこなくなった。長年付き合いのある国内の取引企業に理由を聞いても明確な返答が返ってこない。」というものがあります。この種の相談に対しては、下記の2つのことをアドバイスしています。

  1つ目のアドバイスとしては「①輸出先国の最新市場トレンドや競合の最新情報を把握すること」の重要性です。当方も25年以上、海外ビジネスに従事していますが現地に実際赴くことでまだまだ新たな発見に出くわします。ですから2ヶ月に1回は海外市場に渡航するようにしています。そして、2つ目のアドバイスは「②着手当初は手間がかかるものの、自社で直接輸出や販路開拓業務を行なうこと」の必要性です。結局のところ、この2つのアドバイスは同じところに行きつきます。すなわち、【①現地市場の最新情報を取得する】ためには、【②他社に任せるのではなく、自ら現地のパートナー企業やユーザーと接触】していかなければなりません。「自社は小規模な会社なので、(知識面や経験面で)とても自力で対応できない」とおっしゃる経営者の方がおられますが、それは「できないことの口実」にすぎません。当事務所のクライアントの中にも、従業員5名ほどの規模にもかかわらず、経営者の方の熱意と工夫で、海外ビジネスを大きな軌道に乗せておられる中小企業が多く存在します。これまで保有していない知識や経験は、「今から」獲得していけばよいのです。カナダの著名な精神科医であるエリック・バーン氏が言ったように、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるのです。他社に委託(丸投げ)し、他社を通じてしか真の情報取得や販路構築ができない状態のままでは、永遠に「継続性のある海外ビジネス」にたどり着けないのが実情です。

  「1年後に自社独力で海外ビジネスに挑戦できる仕組み」を社内に一緒に構築しませんか?現状の貴社に不充分な知識や経験を短期間に習得してこそはじめて、【継続的な海外ビジネスの成功】が待っているのです。

 

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