2代目・3代目後継経営者が悩むビジネスモデルの崩壊
後継経営者が社長に就任し、いざ仕事を始めようとするとき、それまで思いもつかなかった様々な問題が社内に実は多くあるのだと気づくことになる。ひと・もの・金、いずれの分野においても思わず頭を抱えてしまう問題が山積されている。
どのようなビジネスモデルも必ず経年劣化を起こす。これまで微調整を繰り返し何とか維持されてきているというビジネスモデルも必ず綻びが生じ、やがては崩壊することになる。経営コンサルタントとしてこれまで何社もそういう事例を見てきている。
かく言う私自身がかつて2代目経営者としてビジネスモデル崩壊の憂き目に会っている。自社と同じビジネスモデルで関西圏で自社より規模が大きい2社が相次ぎ倒産した。いよいよ次は自分の会社の番かと覚悟したものだ。
ビジネスモデルの崩壊は経年劣化というだけでは説明できない様々な要因、要素がある。また、自社の問題だけでなく外部環境の変化によることも多くある。私の場合、建設業界の市場半減という外部環境の変化と、ひと・もの・金といった内部環境の不備が合わさってのビジネスモデル崩壊であった。
私のこれまでの顧問先でも、また当然現在の顧問先でも同じようにビジネスモデルの経年劣化が顕著となり喫緊の課題となっている企業が多くある。経営者と後継者がともに危機感を持ち動かなければ命取りとなる。
「山高ければ谷深し」という。かつてのビジネスモデルが非常に上手く機能して業績がとても良かったのだという企業ほどビジネスモデルが一旦ほころび始めると転がり落ちる谷の底は非常に深いものだ。
また、持論でもあるのだが、一人の経営者が一生においてそういくつもの成功するビジネスモデルを築きあげることは不可能だ。さらには、経営者自身が己が築き上げてきたビジネスモデルを再構築できるかといえば、そう事は簡単にはいかないのが現実だ。
ではどうすればいいのか。答えは簡単。後継者が主になり自社のビジネスモデルを再構築することだ。後継者が自分の人生をかけたビジネスモデルを自分の手で創り出す。当然と言えば当然のことなのだ。
さて、ここからは誠に身勝手で手前みそな話をさせていただく。そのような後継経営者のための経営講座を開設させていただいたのでお知らせになる。ご興味のある方は是非下記のURLから覗いてみて欲しい。
当面はわが社の事務所にて個別講座を予定している。さらに、私が企業先を訪問し行う企業訪問型講座も行う。後継経営者ひとりで私と5回連続講座で創造するもよし、自社でプロジェクトチームを組み講座を受けるもよし。
ttps://www.innovate-s.com/practice-2
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