社員の成果を変えられないリーダーをゼロに!
とある地方企業、社員数80名を超える規模の社長からご相談を受けた時のことです。幹部社員にも、次世代幹部社員に対しても年間数千万円の研修をされていました。
私のプログラムも座学的に考え方を学んでいただく部分があります。他では聞けない内容もありますが、共通する部分もあります。真理は一つ。言い回しは違えど、同じ話にたどり着きます。
研修を沢山受けている企業の方々は、学び慣れしていますこれは良い一面もありますが、学びを増やしただけで終わることにも慣れてしまう人も出てきます。座学で新しい視点、新しい知識、新しい情報を手にすると、それだけで成長をしたかのような勘違いをする人たちも少なくないのです。
弊社が提供しているのはマネジメントのやり方を変えて、組織を動かし、成果を変えるための手法です。座学をいくら深めたところで、他の研修やプログラム同様、成果は出ません。マネジメントは実践です。実践があってこそ、意図通りの結果が手に入ります。
マネジメント技術というのは、いくつかの基礎技術と核となる技術で構成されています。
様々な研修を実践している企業ほど、マネジメント技術の成果に驚かれます。こちらの社長も、「これほど早く成果が出るとは思わなかった。」と研修を多く実践されてきた企業の社長と驚くほど同じご感想を頂きました。
実際に1年間で起こった支店長の実践結果を一部紹介します。
実践結果1.目標を達成
技術の導入以前は、4半期未達を記録。店長は悩みもがきながら自分なりに改善を試みるも、売上げは減少傾向だった。
導入後、支店長が、成果が低迷していた営業マン3名に対して、マネジメント技術を実践。個人予算を大幅に割っていた3名が、予算達成を実現したことで、支店予算を達成。3名の実績を着実に向上させることができたことで、店長もマネジメントへの自信を回復。
実践結果2.相性を超えたサポート
マネジメント技術の導入以前は、店長の気に入った部下に限っては、あうんの呼吸で良質のサポートを実践し、その部下からは信頼を勝ち取っていたものの、それ以外の部下2名からの信頼を得ることができていなかった。技術部門との軋轢もあり、店の雰囲気は悪かった。
技術の実践後は、店長が自分流から脱却し、年上の部下に対しても、サポートし、成果を上げさせることで、信頼を勝ち取る。技術部門との垣根を越えて、技術部門の社員に対しても、マネジメント技術を実践。諍いがなくなり、店舗の雰囲気改善。
接客満足度のアンケート結果も、最下位レベルから脱却し、上位入りを目指そうという目標設定ができる状態にまで改善。
実践結果3.泣かず飛ばずの営業マンを底上げ
マネジメント技術実践前は、部下思いの支店長が、独自のやり方で、熱血指導を続けていたものの、指導していた長期低迷営業マンは、歩合給ほぼゼロの状態のまま、変わることができなかった。
マネジメント技術の導入後、これまで、言ったことが守れず、アドバイスを聞いても実践できない状態だったことが、嘘のように、行動量が増え、行動の質も向上。付帯サービスの加入促進率では、全社トップ3に食い込むまでに改善。年後半は、個人予算を半年間連続で達成を実現。
如何でしたでしょうか?御社のリーダーの方も似たような問題を抱えている方はいらっしゃるでしょうか?
マネジメント技術は、少人数の優秀な社員だけに頼ることなく、組織で成果を出すための組織マネジメントの手法です。相手が誰であっても、具体的な改善行動を特定し、実践させることができます。
こちらの組織も、以前、部下を動かす方法を学んだり、組織で成果を出すための方法を学びました。しかし、それだけでは十分ではなかった、という過去の学びの際に起こった、残念な結果を繰り返すのではなく、「社員の行動」が変わり、「社員の成果」が変わります。
プログラムに参加された支店長のほとんどの方は、マネジメントだけしていれば良いというリーダーの方が少数派です。自らも数字を背負いながら、部下達を指導しなければならないリーダーの悩みは、時間です。マネジメントにかけられる時間が限られています。
限られた時間の中で、自分の数字も達成し、部下の成長も支援しなければならないという中では、自分の時間で行うこと全てに効率性が必要とされます。マネジメントに関しても同じです。部下に対する指導においても、無駄なく、無理なく、時間もかからない方法でなければ、実践不可能です。
マネジメント技術の習得の半年間では、部下1名から2名に対して、マネジメント技術を実践して、技術を身につけていきます。その後の半年で、2名から3名、3名から4名と増やしていきます。
最終的には、マネジメントの時間がどんなに限られていても、4-5名の部下に対して実践可能なほど、時間をかけずに部下の成長を実現できます。だから、組織全体の成果を変えることができるようになります。
過去には、半年間のプログラム終了後に、フォローアッププログラムに参加され、いきなり10名の社員、部下に対して実践した方もいます。
自己流でマネジメントをされているリーダーにしてみると、部下一人一人の性格や、部下一人一人の悩みに時間をかけてゆっくりと時間をかけている方もいらっしゃるかもしれません。時間があるなら、もちろんそれもありですが、時間をかけたくても、懸けられないリーダーであっても、必ず成果を出せるマネジメントの技術があることを覚えておいてください。
マネジメント技術を学ぶ前のリーダーは、「自分はマネジメント力がない」と嘆いていることがほとんどです。
自分の力不足のせいで、部下の行動の変化を促すことができず、低迷する部下の成果を改善することができない。部下に申し訳ない。自分は本当にふがいない。このように自分を責める方に沢山出会ってきました。経営者の方も、創業から会社の中心で活躍した役員の方々の中にさえも、マネジメントに対する苦手意識をお持ちの方は少なくありません。
どうかあきらめないでください。自己流を辞め、マネジメント技術を手にした時、目の前の現実は、意図した方向へ大きく変わりはじめます。
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