話す事さえ苦手な人達が、売れる人へと変わっていく企業の社長が気を付けている事とは?
「何考えているかわからない」
商売歴50年以上、御年70代の社長が自社の従業員についてこうおっしゃいました。
その会社は別に業績不振というわけではありません。
むしろ地域では1~2位を争う模範&高収益企業。
販売、接客、清掃面においては常に他社の社長から
「〇〇さんのところでは・・・」
などと、度々目標とされている企業です。
どうしたら人の力をうまく業績に結び付けられるのか?
社長の口からは、参考にしたい秘訣がドンドン溢れてくるのではないか?と期待されていたのに、意外や意外、その逆だったのです。
人の心は十人十色。
ベテラン経営者であれば「きっと従業員達はこう考えているんじゃないか?」と統計的に予測は付けやすくなるものの、的確に掴めているかどうかで見ると難しいところです。
マネジメントの精度を上げていくには、「彼らはこう考えているんじゃないか」と予測し、実際にどうだったのか?
日々の発注と同じように、これを繰り返し続けるのが一番ではないでしょうか。
ただ問題なのは時間がかかることです。
よって弊社では 「一刻も早く誰もが働きやすく結果を出しやすい企業にしたい」
とお考えの社長には、弊社のセミナーや、スポットコンサルティングなどのサービス( https://pearze.jp )を活用することをお薦めしております。
店舗ビジネス経営者がポロッと口にされる言葉があります。
「ヤル気が無い人が多い」
もし会社内でヤル気のランク付けをするとしたら、間違いなくトップは社長となりますので、そうおっしゃる気持ちもわかるものですが、
果たして、本当にそう言えるのでしょうか?
そんな社長に私がお薦めする「持つべき視点」があります。
それは
「ヤル気を出したことはあるけど、やっぱりおとなしくしていれば良かった」と、後悔している人がいるのではないか?
貴方は過去にこんな経験がありませんか?
「勇気を出して挑戦してみた」
「きっと応援してもらえるだろう」
「しかし、実際は違っていた」
「応援されるどころか、怒られた、もしくは笑いものにされた」
「こんな事ならおとなしくしていれば良かった」
「挑戦したのが間違いだった」
店舗ビジネスはお互いが離れて仕事をしています。
本部と店舗の距離がそうですし、朝、昼、夕方、深夜とそれぞれ働く時間もバラバラです。
よって、社長の知らない間に
「よっしゃ やってやるぞ!」
と急にヤル気に目覚めた人がポツポツと現れているかもしれません。
重要なのは、そんな人達をいかに 挑戦➡成功 の良い波に乗せてあげられるか?です。
人がヤル気になるタイミングはいつ訪れるかわかりません。
それはまるで商売における「売れるタイミング」のように。
これまで商売を続けてきている方ならご経験がある事でしょう。
・「売れて売れてしょうがない」「一体何が起きたんだ?」という時もあれば
・全くの鳴かず飛ばずで「これはいつまで続くんだ」「もしや永遠ではないだろうか?」と不安に陥ってしまう時も。
そして、その前者の売れるタイミングは突然やってきます。
・どうしても働く人数が確保できず、ギリギリの状態でまわしている時
・たまたま発注を誤ってしまい、確実に在庫切れが目に見えて、冷や汗をかいている時
お構いなしです。
しかし、これをよくわかっている経営者であれば、そのチャンスを逃しません。
どんなにコンディションが悪かったとしても、それを効果的に利益に変換できるような、日々の努力がコツコツ積み重ねられているからです。
何も、コンディションが悪い時にチャンスが訪れたからと「全て後回しだ」「結果を上げる事だけに集中しなさい」など、後々の経営に支障をきたすような「限界突破」を強制させているわけではありません。
実はこれとマネジメント面は似ています。
「君は一体どうしてそんなおかしなタイミングでヤル気になってくれたの?」
と不思議に思ってしまう時もあれば
「さぁ皆、今こそヤル気を出してくれ!」
という時に限って、誰一人動こうとしてくれなかったり・・・
よって、人のヤル気を業績に結び付けられる企業は、売れるタイミングをしっかりモノにできる企業と同じように、日々環境づくりがコツコツ積み重ねられていて、いつ誰かが突然ヤル気になったとしても、それは確実に成果となって返ってくるようにできあがっているのです。
「ヤル気を出したことはあるけど、やっぱりおとなしくしていれば良かった」と、後悔している人がいるのではないか?
この視点が無いと逆にどうなるのか?
それは、こんな従業員が増えることでしょう。
「時間を延長してまで大きな結果を出したのに、残業するなと怒られた」
「誰もやりたがらない仕事を引き受け、やり通したのに誰からも何もなかった」
「せっかく頑張ったのに手柄を横取りされた」
「結果を出したのに、他の人達からは『君だけスタンドプレーをしている。輪を乱して平気なの?』という扱いを受けた」
「『あの人がやってくれるから』いつの間にか『私だけ何でも頑張ってくれる便利な人』という扱いになってしまい、他の人達が楽をし始めた」
そしてそんな人が果たしてこう思ってくれるのでしょうか?
「いや、また頑張ろう」
・・・
だからこそ、私はこの 「ヤル気を出したことはあるけど、やっぱりおとなしくしていれば良かった」と、後悔している人がいるのではないか? という視点を持つことをお勧めしているのですが、その一番の理由は「素晴らしい特典」が得られるからです。
それは「ヤル気を出した本人」が喜んでくれるです。
社長はこんな従業員を見たくありませんか?
「勇気を出して挑戦して良かった」
「もっと早くやってればもっと高い結果が得られたのかも?」
次の挑戦に強い志を持っている人や
「あの時、こうしてみたら更にうまくいったのでは?」
「また頑張ってみよう」
こう考えてワクワクしている人。
我が社には「ヤル気を出したことはあるけど、やっぱりおとなしくしていれば良かった」と後悔している人など、いない!
と言い切れる企業・・・いかがですか?
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