マネジメント技術を習得した15名のリーダー達が手にしたものは?
ご支援を始めて3年が過ぎた企業です。T社長は、利益率の改善に大変喜ばれていました。70名を超えた頃に、T社長とは、弊社のセミナーにいらして以来のご縁です。
T社長は常に、新しいチャレンジを求めていらっしゃいます。ただ、様々な仕組みを導入するものの、明確な違いが得られていなかったと振り返られました。
当初、T社長と2名の取締役がプログラムを受講されて、マネジメント技術の習得が始まり、社内では、15名のマネジメント技術の使い手がいます。
「リーダーたちの成長は著しい。」とT社長は断言します。そして「人は人で磨かれるというのは、本当ですね。」と続けておっしゃいました。
マネジメント技術を使い始めると、部下は必ず前進し始めます。部下が成長する時は、リーダーも、人格的な成長が始まるというのです。好循環の始まりです。
これは他の組織でも同じように起こりますが、社長もそれを実感されているようです。
これまた、多くの創業社長に共通することですが、T社長は、かつて凄腕の営業マンでした。私がお会いした中でも、もっとも結果には厳しい方のお一人です。
社員の成長、組織変革に関しても容赦がありませんでした。さまざまな制度、仕組みを導入してきましたが、成果が得られないとなると、すぐに切り替える。これを繰り返されてきたのです。
弊社のコンサルティングを受ける方は、他のコンサルティングを受ける方も多いので、その違いを伺ってみました。
木村:御社は、これまでたくさんの研修や、コンサルティングを実践されてきましたが、一番の違いはなんですか?
T社長:最初のセミナーで驚いたことの一つに、「半年間やって成果が出ないものは間違っています。」という言葉がありました。
人のことは一番難しい。読めないです。それでも半年間で成果が変わることが大前提ということには驚きました。
実際、自分でやってみると、変化が感じられるし、変化が分かる仕組みが明確です。 他の研修との違いは、やはり変化を起こす確実性でしょう。
木村:変化があったとおっしゃっていただきましたが、具体的にはどのような変化でしょうか?
T社長:それは、生産性の向上です。様々な仕組みを取り入れてきましたが、生産性の向上には結果的につながっていませんでした。
マニュアルが勝手に更新する仕組みはできていましたが、生産性は一定のところで止まっていました。 結局、業績へのインパクトという点でも、これ以上のものはありません。
マネジメント技術をまだ導入できていなかったチームとの違いは明白でした。これは正直言って驚きました。 それと、提案が圧倒的に増えましたね。特に私の直属の役員からの提案が増えています。
それから、お恥ずかしいお話ですが、私はワンマンでやってきました。私が悪かったのですが、提案の少なさ、質の低さには、いつもイライラしていたのです。
役員から提案が出てくると、その実行を任せるのが自然にできています。そうですね。もう一つの変化は、私の時間が空いたこと、そのおかげで自分は別のことに集中できていることですね。
木村:今後の抱負を教えてください。
T社長:マネジメント技術を社内に広げることです。
この1年は、マネジメント技術の実践度合いと業績への影響を一緒に検証していただきました。 5つのチームの数字を追うと、リーダーが技術の実践をサボった時、売上が下がりました。(マネジメント技術を実践を)やれば、売上は上がることが明確になりました。
長らく人の問題に頭を悩ましてきましたが、今は、希望しかありません。
木村先生がおっしゃる通り、採用難の時代に、マネジメント技術は、武器です。既存の事業もそうですが、新規事業も、これを武器に、これから伸ばしていきます。成長を加速させていきます。
いかがでしたでしょうか?今回は、ちょっといつも形式から変えて、T社長へのインタビュー中心にお話をさせていただきまし
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