明日を読む力を養う
ゴールデンウィークの谷間でも、しっかりと仕事は流れてゆきます。止めたくても止められないのは時間と腹下し、というとやや下品な寄席ネタになりますが、時間もまた確実に今日から明日へと流れてゆきます。
明日の先は何がどうなるのか、経営者は常に思いを馳せています。今ある仕組みがどう変わるのか、そしてそれが商売にどう影響するのか。商売は何を変えて何を変えるべきでないのか、突き詰めれば今日やっているこの仕事が明日はどうなるのか。
2024年の段階で、将来に渡って商売に影響する確実な変化と考えられているのは、人口減少と高齢化、そして脱炭素にAIと言ったところでしょうか。会社によっては生物多様性保全や人権への配慮を加算して考えているところもあると思います。
これらが商売にどんな影響を与えるのか、そしてまた商売はこれらの動きにどんな影響を及ぼしうるのか。
そういった議論を深めるための場が、今ほど希求されている時代はないのかもしれません。あちこちで開催されている議論のためのフォーラムや勉強会の隆盛がそれを物語っています。
コロナの後も都会では、建て替え間際のビルの空室を貸し会議室にして日銭を稼ぐビジネスモデルが跋扈していますが、ITのシンポによってマッチングが盛んになったこと以上に、そういった会議ニーズが高いことを示していると言えるでしょう。
関心が向くテーマと併せて、「勉強会」「セミナー」と言った単語を付けて検索していただければ、たちどころに様々なイベントの告知が画面に溢れます。
機会を見て、そう言った勉強会などに参加してみることをお勧めします。良質なイベントを選ぶために先達のアドバイスを参考にするのも良いでしょう。そうでなくても、いくつか試しに受けていると、向き不向きや中身の濃さ薄さについての感触が分かるようになってきます。ビジネスに役立つ出会いと併せて、明日を読む力を養うためのトレーニングも兼ねて、自らそのための機会を求めてみてください。必ず何か、そこでしか得られない発見があるはずです。
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