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お金に困らない社長の考え方

SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社

代表取締役 

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

最新の集客法などの短期間で成果が見えるものと違い、財務の視点を持った経営の実務は、1年ほどかけてようやく花が開くものです。派手さはありませんが、コツコツやり続けることで、潰れない会社づくりにつながります。

当社のクライアントでも、半年経過した頃から

・過去最高の営業利益を達成

・預金残高が昨対比の2倍

・長年の赤字を脱却して黒字化

といったお声をいただきます。

多く社長は「このままでは会社の未来がない・・・」とか「なんとかしないといけない・・・」と考え、短期的な施策に取り組みます。しかし、本質的な部分が改善されていないので、仮にこの施策がうまくいっても、また同じ悩みを繰り返します。

行き当たりばったりの施策なので、最終的には銀行借入に頼ったり、運転資金が不足し、いつの間にか赤字体質に陥っている・・・といった負のサイクルにハマってしまいます。結果として、常に目先の売上だけを追いかけるようになり、経営は常に苦しい状況です。

まずは真剣に会社の未来を考えて、財務中心の会社づくりをすることが大切です。その上で短期的な施策に取り組むことで、会社に残るお金を最大化することができます。結果として、経営は安定します。

しかし、コツコツと地味な財務の実務をこなせる社長は、ほとんどいません。だからこそ、財務の視点を持った経営をすることで、金融機関からの評価が高まるのです。

経営課題には、解決すべき優先順位があります。成功している社長が優先して解決している経営課題は、「お金」の問題です。なぜなら、会社経営の課題の99%は「お金」があれば、解決できるからです。

例えば、新規事業を始める、設備投資をする、人材採用をするなど、どの施策を行うにも、「お金」が必要です。逆に言えば、「お金」がなければ、新規事業も始められないし、設備投資もできないし、人材採用もできないのです。

売上や利益を増やすためにも「お金」が必要ですし、会社を守るためにも「お金」が必要になります。これは、いつの時代でも変わらない経営の原理原則です。そして、金融機関は、社長の経営判断をしっかりとみています。

「売上至上主義」の経営判断をしている社長とは、銀行マンは距離を置くようになります。「上のものにかけあってみますので・・・」とか「少しお時間をください・・・」といって離れていきます。その結果、融資は通りません。

逆に、「財務至上主義」の経営判断をしている社長には、銀行マンがどんどん集まってきます。金融機関の立場からすれば、決算書上の数字面での評価はもちろん大切です。他にも社長の財務思考など、数字に現れない評価も重要視しています。

両方を兼ね備えた会社は、金融機関が一番取引したい会社です。メインバンクからすれば、他の金融機関に渡したくありません。だからこそ、融資の条件がどんどん良くなります。一度、このような状態になると、社長が意図しなくても、金融機関が群がるようになるのです。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

 

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

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