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社長だけは専門知識が乏しくても、PCが苦手でも、利益を上げていける力を持っている

SPECIAL

チェーン企業のマネジメントの仕組み構築コンサルタント

株式会社ピアーズ

代表取締役 

マネジメントの仕組み構築のスペシャリスト。
これまで20年以上チェーン事業に身を置き、実際に15の組織のリーダーを務め、200以上の経営に関わり売上、利益を上げてきた経験を持つ。チェーン事業の売上が兆単位の企業や創業40年以上の歴史を持つ企業にさえマネジメント面の仕組みが1つも存在していない事に疑問を持ったことから、チェーン事業に共通するマネジメント面の仕組み構築方法を体系化。その効果は大きく、マネジメントの半ば自動化と質の向上により、クライアント企業は利益2~3倍増、業種によっては仕組み実装の初月から数値を跳ね上げさせる指導を展開している。

 「私が店舗勤務?」

 「冗談じゃない」

 「何とか逃げられないものか?」

ある社員の本音です。

 

もし、社長の会社にこんな考えの社員がいたとしたらいかがでしょうか?

 

こんな事はあまり考えたくはないものです。

 

さて、この不届き者は一体誰なのか?

 

 

実は、この社員は過去の私(伊東)です。

私が初めて就職が決まった会社で「店勤務が嫌だから」と、ことあるごとに「パソコンの知識を活かしたいです」と言い続けました。

 

ただこれは真っ赤なウソだった、というわけでもありません。

私なりに自信があったのは本当です。

 

そう言えますのも、学生時代には寝る間も惜しんでパソコンに没頭していたからです。

インターネットが世に普及し始めた時、私は学生でした。

 

ネットとはどういうものなのか?

はじめからその魅力をハッキリとわかっていたわけではありませんが、

ただなんとなく気になっていたので、とりあえずPCをいじってみて、「お?」

 

そしてパーツを購入し、PCを自作して大ハマリ。

寝る間も惜しんでのめり込んでいきました。

研究室にいた頃、先輩から「あれ?伊東、お前もしかして年末からずっとここにいて年越ししたの?」とドン引きされたことを覚えています。

 

そんな私が就職したものですから大変です。

 「そうだ、自分の得意分野を強調しよう」

 「うまくいけば、店舗勤務から逃げれるかもしれない」

よこしまな主張を掲げてしまった、ということです。

 

しかし私の悪あがきも虚しく、実際に配属されたのは店舗。

がっくりでした。

 

ただ、私がそこで気が付いたのは店舗勤務の奥深さ。

「PCこそ全て」と思っていた私が感じたのは「人って何よりも重要なのでは・・・?」。

 

店舗勤務の魅力は、ビジネスの基本ともいえる「人」「マネジメント」を、とことん極められる点にあります。

 

人付き合いが苦手で、周囲からは腹立たしい行動ばかりとっていた私が、やがて起業することができ、クライアントの利益倍増を実現できているのは当時の周りの人達のおかげです。

おんぶに抱っこで迷惑ばかリかけていましたが、色々な力を身につけていくことができました。

当時の会社の社長やみなさんには感謝しかありません。

 

 

さて、そんな今の私のお客様は誰なのか?と言いますと、

それは「多店舗型ビジネスの社長」です。

 

今回のコラムで、私は何が言いたいのか?

それは、他社よりも業績を伸ばしていきたい社長が、真っ先に注力すべきなのはどこなのか?ということです。

 

結論から言いますと、それは「人」。

つまりマネジメントです。

あらゆるビジネスは全て「人」から始まるからです。

 

何も無いところにECサイトが自動で立ち上がったり、

購入した商品が、コンベヤーなどで全自動で玄関まで配達されたりすることはありません。

永遠に品切れがおきない自動販売機もありませんし、

話題の生成AIでさえ、勝手に一人歩きすることはありません。

「人」無しで、ビジネスが成立することなどあり得ないのです。

 

多店舗型ビジネスも同じです。

誰もがうまい品揃えができてしまう優れた発注システムが完成したとしても、

採用されたばかりの素人でも、高い売上、利益が叩き出せていけるドル箱店を生み出せたとしても、

それらを扱う「人」がしっかりしていなければ「パァ」なのです。

 

その末路は

 「何でこんないい加減な発注が繰り返されているんだ?」

 「品揃えや在庫管理はどうなってる?めちゃくちゃだ」

 「クレームが多すぎる」

 「店が汚い、掃除してるのか?」

です。

 

結果を出せる人は根幹、ゴールから手を付けます。

組織を動かす根幹、ゴールは「人」なのです。

リーダーがまず手を入れるべきは「人」ということです。

 

もし、冒頭でご紹介したかつての私のように根幹に背中を向けて、

 「こっちに力を入れよう」

 「そうすれば逃げ続けられるかもしれない」

としていては、いつまでも良い結果は得られません。

 

誰が会社という組織の「人」をマネジメントすべきなのか?

それは社長以外にありません。

 

どの組織においても、リーダーだけが有する特権。

それはマネジメントができるということです。

 

どんなにカリスマ性がある人でも、

どんなに人から好かれ、慕われている人であっても、

その人が組織のリーダーではなく、メンバーであったとしたら、リーダーを差し置いてマネジメントすべきではありません。

 

かつて私がある組織に所属していた頃、当時私はナンバー2なのにも関わらず所属長から「君が先頭に立てばいいだろ」と言われたことがありました。

厳しい言葉ですが、その人はいち組織リーダーでありながら、マネジメントのことをよくわかっていません。

 

リーダー以外の人物が組織の先頭に立ち、音頭を取り始めるとどうなるのか?

 

これを自ら実行した方も、

またメンバーとしてご経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

断言しますが、この一手で組織がまとまることはまずありません。

結果が出せていけるどころか、その逆です。

組織全体のマネジメントとは、リーダーだけに許された特権なのです。

 

 

とはいえ、マネジメントとはハッキリ言って面倒くさいものです。

厄介な仕事です。

そしてイライラするものでもあります。

日々

 「君達は何でこんな簡単な事ができないんだ?」

 「いい加減にしてくれ」

 「今度は一体誰の仕業だ?」

 「なぜ再発防止ができないのか?」

のオンパレードです。

 

しかし、どんなに辛くともリーダーは「人」から背中を向けてはならないのです。

 

 

ここで社長に一つ提案です。

マネジメントを逆に見つめてみてはいかがでしょうか?

 

会社組織のマネジメントは社長にしかできない、ということは

社長は「人」さえうまく動かせたら、結果を出していく事ができるということです。

 

誰よりも専門的知識を身につけ、「さすが社長だ」と言われようと、日々専門書にかじりつかなくとも、

誰よりもITに詳しくなり、「社長の右に出る者はいない」と言われようとせずとも、

まず「人」を制する。

そしてとことん「人」を追求することです。

 

その結果、やがて会社には

 ・優秀な専門家が吸い寄せられ、社内からは続々と輩出されていき、

 ・ITに強いプロ達が集まり、他社には存在しないシステムが構築され、

 ・営業のプロが

 ・接客の達人が

様々なエリートが集まり、生まれ続ける企業となるのです。

 

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