DXにプラスα デザイン思考を
前回に続き、図書「デザイン思考・デザイン経営のすべて」から頂いた読後感の会話
某氏言
「表紙の帯に、経験や理論ではなく…とあります。過去、経営管理のスキームは全て論理的な考えです」
大森言
「確かに、その通り。ただ、今は経験や理論等の論理的な考えだけで経営を語るには、限界がきている時代なのです。
その理由は、「時代の変化」「情報収集手段」「決断のタイミング」この3つの要素の加速です」
DXがドッグ・イヤーを加速。
情報収集の代名詞「検索」は言語(ことば)から生成AIを活用した画像・音声認識に。
そして、スマフォ・ファーストで全てが決済される。
世の中があまりにも複雑化(図書でいうVUCA)し理屈で考えることは、もはやできません。
そこで、美やアートにまつわる感性を磨く中からこれからの経営の指針や戦略を考えていくのです。
美やアートは、デザインや構成、色で表現されて見た人に、感動や感激を与えてくれます。
この感動・感激する顧客の姿を見て本当に求めているものは何かを洞察し、その中から、新たな事業となる「しくみ」や「しかけ」を考えていく。
この「しくみ」や「しかけ」は理屈ではなく感性や感覚で磨いていきます。
なんとなくいい、ストーリー性を感じる、おもしろさがみなぎっている。
これらは、デザイン思考の考え方の中から育っていくのです。
デザイン思考が経営に必要になってきたので、従来の論理的なスキームが不要ということではありません。
「プラスα」になるのです。
英国では、MBAがMFA(Master of Fine Arts)にとって変わられるのではないかと言われるほど美やアートにまつわる感性を磨くことに経営者の多くが関心を寄せています。
デジタル(DX)を進展させると同時にアナログ(美意識)も進化させる。
貴社には、従前の経営戦略に加え「デザイン思考」を取り入れる文化ができつつありますか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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