具体策を打てないときに
経営者の方々とお付き合いしていると、さまざまな場面で「お悩み」のご相談を頂くことがあります。少し詳しく言うと、ご相談というよりは経営者の独白に当方がコメントする、というような展開なのですが、多くはそれだけで我が意を得たり、というような反応をされます。
俗に「壁打ち」などと言ったりしますが、経営者が抱える課題の多くはすでに経営者自身の中に答えがあって、答える私はと言えば、それを探し出すための灯りや介添えを頼まれている、というような感覚です。
でも中には本当に具体策が見つからず、「どうしてよいか全くわからない」というような、ケースがあります。そうなると具体策の打ちようがなく、全くお手上げ状態のまま時間だけが過ぎて行くことになります。
そんな時こそ、対案=オルタナティブをお示しするのがコンサルタントの役目なのです。現場を持っている企業の場合、お悩みの多くは技術が解決してくれます。技術のソースを自らの目で確かめて、信頼できる先であることを納得したうえであれば、経営者としての意思決定も自信を持って対応することができます。
私は、コンサルタントとしての付加価値はまさにそこにあると思っています。他では解決できない課題を技術の力で何とかする。技術の探し方や使い方、そして納得できる意思決定の方法を経営者にお伝えすることで、それまで解決の糸口すら見えなかった課題が氷解するというプロセスは、何度お付き合いしてもそのたびに新しい充実感と手ごたえを感じることができるのです。
新しい答えを手にして晴れ晴れとした経営者の表情を見るたびに、この仕事を選んで良かったと思っています。
実は先日もまた、とある悩める経営者の方からお問合せを頂戴いたしました。今回のお問い合わせはやや遠方からのものだったのですが、この際距離は関係なく、しっかりと対応してゆきたいと思います。
何度考えてもうまい解決策が思い浮かばない、というようなお悩みがありましたら、一度ぜひ当社へお問い合わせください。まずは壁打ちからで全く構いません。じっくり2時間、その後お食事でもご一緒しながら、お話を伺えればきっと何かが見えてくるはずです。
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