ショールームと高校野球の共通点
今年は特に夏が暑く、猛暑日が続いています。夏が暑いということは悪いことばかりではありません。暑いということは天気がいいということであり、農作物には都合がいい事が多いでしょう。しかし、こう暑くては度が過ぎていて、多少、弊害も出ているようです。
さて、夏といえば甲子園、高校野球です。もうそろろろ3回戦に突入するころで、半数以上の出場校が姿を消しています。最終的に勝ち残るのはたった1校のみですので、ほかの高校は悔しい思いをします。
しかし高校野球は勝ち負けではありません。プロ野球のような技術でもありません。やはり、ひたむきな一生懸命さが心を打たれるのです。そして高校野球が面白いのは、試合展開の意外性です。技術的にも精神的にも未熟であるがゆえに、意外な試合展開が期待できるのです。
地方予選においては、点差が付いてコールドゲームということもありますが(決勝戦にはありません)、それでも懸命にプレーするその姿に心打たれます。
普段はオン・オフはっきりしない仕事と生活を送っていますが、高校野球を観戦するときだけは完全にオフ状態になります。「テレビ観戦か?」ですって。そうではありません。球場に出かけて行って生で観戦します。テレビではオフにならないからです。
それに選手の一生懸命さや試合展開の意外性は、生でなければ味わえないからです。そこが高校野球の面白さなのです。
こんな話をコンサルタント仲間の方と一杯やりながら話していました。「細井さん、高校野球とショールームって、何か共通点はない?」。そこで少し考えてみることにしました。
高校野球とショールーム。何が共通点? 一生懸命さ、意外性。これは違いますね。
リアル。これでしょう。高校野球はリアル(生)で観戦することで感動が伝わります。バーチャル(テレビ)では感動は伝わりません。ショールームも同じです。やはりリアルなショールームがあってこそ驚きと感動が伝わります。バーチャルショールームでは伝わらないことが多いです。
しかしテレビはエアコンの効いた部屋で快適に観戦できます。熱中症の心配もありません。バーチャルショールームは居ながらにして製品を確かめることができます。メリットはここです。
要するに、リアルとバーチャル、生とテレビを使い分けるということです。さらに、それを融合させるということです。例えていうなら、ラジオを聴きながら野球場で観戦するといった風です。
リアルもバーチャルもメリットはあります。そのメリットをどのように活用するかが、ショールーム活用で経営者に課せられた今後の課題です。
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