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新しいバリューチェーンの作り方

SPECIAL

オルタナティブ経営コンサルタント

合同会社オフィス西田

チーフコンサルタント 

カーボンニュートラル、SDGs、サステナビリティ、サーキュラーエコノミー、社会的インパクト評価などへの対応を通じた現状打破と成長のための対案の構築と実践(オルタナティブ経営)を指導する。主な実績は、増客、技術開発、人財獲得、海外展開に関する戦略の構築と実現など。

経営者にとって社内の研究開発部門が持っている新規事業のネタは、会社の明日を考える上でとても重要な要素です。ところがいくら研究開発に資金をつぎ込んでも、いつまでたってもネタはネタのまま、論文や知財の手配が済んでも一向にキャッシュを生むようにならない、という事例も珍しくありません。よく考えてみればそれは当たり前の話で、研究開発をいくら頑張ったからといって、そこにキャッシュをもたらす存在=客の姿はないからです。ではどうすれば良いのか?

と言う訳で、今日は新規事業のネタがキャッシュを生むための「バリューチェーン」をどう作って行くかについて考えてみたいと思います。アメリカの経営学者であるマイケル・ポーターが言いだした「バリューチェーン」とは、原材料の調達から製品の製造、出荷、販売、サービスといった価値を創造する一連の流れを連鎖として捉える考え方です。

産業化の進んだ日本のような国だと、ほぼあらゆる工業製品について整備された流通経路があるため、いまさらバリューチェーンを作ると言ってみたところで、結局のところ既存の販路を使った商流しか考えられない、とおっしゃる向きもあるかもしれません。

実はそのほぼ全てが、「採って作って使って捨てる」方式の、既存の直線経済モデルとして機能してきた歴史的経緯があり、最新の議論ではそれを循環経済へと置き換える政策がホットな話題になりつつあります。そうです、今から先、経済は循環化するのです。

これを新たな潮流と捉えて、新技術を使った新規事業についてはぜひ循環型バリューチェーンの構築を志向していただきたいというのが今日お伝えしたい内容です。

循環型バリューチェーンを考える時には、これまで視野に入っていなかった「回収」「再生」という役割がとても重要になってきます。御社の新規事業はこのような考え方と親和性がありますか?もしも答えがイエスなら、おめでとうございます。時代の女神はきっとあなたに微笑むことでしょう。

でも、実際に「回収」「再生」をやれる会社とどう出会ったらよいか分からない、という方もいらっしゃると思います。そういう時に頼りになるのが官公庁や商工会議所、そして循環経済に関する研究会や大学・高専などの高等教育機関などで、それらの存在と日頃からチャネルを持っておくことがとても重要になります。え?そんな機関とは付き合いがない?大丈夫です。それこそがコンサルタントを使うメリットなのです。

当社は循環経済に取り組んで10年以上の実績があり、国内の主要な研究会にも所属しているため、そのようなネットワークを構築するのはさほど難しいことではありません。循環型の新たなバリューチェーン構築にご興味をお持ちでしたら、是非一度お問合せください。

 

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