コンサルタントがお客様を選んでいいの?
コンサルタントは誤解の多い職業です。書類を作成する人とか、経営者の悩み事相談に乗る人とか、決算書を読んでアドバイスする人とか、そんな職業の人だと思っている人が多いようです。
これらがすべて間違っているとは言いません。コンサルタントと名乗って、そのような仕事を請負う方もいるからです。しかし、どうも違和感があります。
最近、立て続けにこのようなことを言われたました。あまりにも「笑っちゃう」話なので、ご紹介します。
第1話
「細井さんはコンサルタントだそうですね」
「じゃあ、ちょっと前までコロナで忙しかったでしょ」
「ずいぶん儲けましたね」
何の話かと思ってよく聞いてみると、コロナが流行して関連の申請書類作成で忙しかったのではないか、という話です。
「う~ん、ちょっと違うというか、全然違うんだけどなあ」と思いながらも、説明するだけ無駄ですので「そうですねえ~、今は落ち着きましたけどね」で済ませてしまいました。
この方にとってコンサルタントは、申請書類を作成する人のようです。
第2話
「へえ~、コンサルタントを起業したの」
「じゃあ、いろんな社長の悩みを聞いたり、経営のアドバイスをするんだね」
「え!ちがう? ショールーム営業? 自分に合った顧客しか相手にしない?」
「コンサルタントがお客様を選んでいいの? いけないでしょ!」
「う~ん、悩み事相談やってるわけじゃないんだけどなあ」と思いながらも、話が面倒になるので「まあ、いろいろな経営者の方とお会いしますけどね」で済ませてしまいました。
この方にとってコンサルタントは、悩み事相談室の相談員のようです。
第3話
「細井さんはコンサルタントだから決算書が読めるんだよね」
「銀行員でも読めない人がいるんだよ、すごいねえ~」
「そうすると、決算書を使って中小企業の社長さんにアドバイスするんだね」
「いや~、そうではなくて、決算書くらいはざっと読めるけど、特に決算書を使うことはないんだけどなあ」と思いながらも、「多少勉強しましたから」と話して済ませました。
この方にとってコンサルタントは、決算書の分析をする人のようです。
このように、世間一般からするとコンサルタントのイメージはそれぞれです。中には「コンサルタントなんて役に立たない」とか、「コンサルタント? 怪しいなあ~」という人もいます。「占い師の次に怪しい」という人までいますので、それくらいコンサルタントという仕事が一般的に理解されていないということです。
それでは、コンサルタントはどんな仕事をしているのか、です。当社で言えばこうです。
ショールームを使ってもっと儲けたいと思っている経営者の方
ショールームを上手く活用できずに、宝の持ち腐れになってしまった経営者の方
使われなくなったショールームを復活させたいと願っている経営者の方
このような経営者の方々の願いを叶え、悩みを解決するべく、そのお手伝いをする仕事をしている。
コンサルタントは、なかなか理解してもらえない職業ですが、かなり世の中のお役に立っています。しかし、中にはそうでもない人はいます。それはコンサルタントと名乗っているだけで、実際にコンサルティングをしていない人です。
占い師の次に怪しいと言われるのは、形のないノウハウを販売していることが原因です。お客様に信頼・信用してもらうには、コンサルティングを目に見える形にしなければなりません。
当社はコンサルティングブックを使って、無形ノウハウを目に見える形でご提供しています。
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