経営者の使命とは
経営者の使命、それを一言で言ってしまえば「稼ぐこと。つまり稼ぐ機会を見つけること、そして稼げる仕組みを作ること。」に尽きると言えます。そして我々コンサルタントが提供するサービスは、形は様々ですが、突き詰めればそのお手伝いということ以外にありません。
ではどうやれば「稼げるのか?」、業種業態の垣根を越えて表現するなら、「強みを機会にぶつけること」であると断言できます。
たとえば、様々な機会を目の前にしながらも、そこで「強み」をうまく出せない経営者Aさんがいたとします。とあるコンサルタントは、Aさんの会社を徹底的に調べ上げ、内部から「強み」を引き出す方法を提示するかもしれません。
私の場合は、むしろ「機会」を徹底的に調べ上げ、どんな強みがあれば良いのか?を可視化するというアプローチをとる場合が多いです。答えは簡単で、それを外から持ってくる方が短期的に成果を出しやすいから、という理由によるものです。
とはいえその強みを内製化するためには、人財育成や組織作りなど、やはり応分の時間がかかります。本気で「稼げる仕組み」を手に入れようと思ったら、結局のところ、そこに早道や裏道などはないのです。
経営者としてその使命を果たすための心構えがあるとしたら、その大変さや、かかる時間そしてコストをしっかりと引き受ける準備をしておくこと、に尽きると言えるでしょう。
大きな機会が可視化されているのに、それに挑むための段階的アプローチやそれにかかる時間を面倒だと感じて怯む事例、あるいはまた比較的少額で済む初期段階の投資について「直接的なリターンが小さい」と感じて興味を失われる事例も確かにありますが、最終的に何を実現したいのか、という点でブレていなければ、最終的にはゴールへと確実に近づけるはずです。
そうなるまで経営者の傍にいて、ずっと地図と羅針盤を掲げているのがコンサルタントなのです。将来のお絵描きに不安を感じたら、迷うことなくコンサルタントのドアをノックすることをお勧めします。最終的に辿り着く場所は同じかもしれませんが、かかる時間や手間は確実にセーブできるはずですので。
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