「オルタナティブ経営コンサルタント」宣言
新年度を期して、商売の肩書を「オルタナティブ経営コンサルタント」と改めることにしました。これまでは環境戦略を前面に出していたのですが、ビジネスの幅が広がるにつれて環境だけじゃない、という場面が増えてきたためです。
もともと環境戦略の考え方にも、根底には「このままではいけない」ことへの危機意識が強く流れており、「じゃあどうすれば良いのか」について経営者に気づきを促すコンサルティングという意味で「オルタナティブ経営」という言い方に改めることにしたものです。
少子高齢化と人口減少による市場の縮小、気候変動による災害の激甚化、モラルの低下と社会の分断などにより、これまでと同じやり方ではビジネスが立ち行かない場面に出くわすことは枚挙にいとまがありません。それなのに経営者の発想は相も変わらずQCDであり、サプライチェーンでありコンプライアンスだったりします。これでは明日の扉を開くどころか、長期低落傾向を加速させるばかりになるのではないでしょうか。
それではイヤだ、という経営者のために、私はコンサルタントとして「社会変革への働きかけを付加価値にする」経営を提案してゆきたいと思います。「必ず今より良い社会にする」ための具体的な貢献をビジネス化して、それを市場に提供するためのお手伝い、というような内容です。これまでも、SDGsやサーキュラーエコノミーの実践を通じて支援してきた会社はどこも間違いなく社会変革を目指していましたが、その考え方をより強く前面に出してゆこうと考えたのが肩書を変えるきっかけになりました。
これまでと同じではダメ。ではどうすれば良いのか?私が提案する中身は具体的に言えば技術開発であり、再生材の活用であり海外展開を含むオープンイノベーションなのですが、核になるのはそれらを通じた人材育成への取り組みです。
これまでも私は折に触れて「人材育成とは、問題意識と現場経験の掛け算である」と申し上げて来ました。社会変革への問題意識を強く持ったうえで、そのための現場経験を積むことにより、明日の社会を変えるための人財を、企業は確実に手にすることができるのです。
日本とそして世界を相手に、社会変革に取り組むことこそ企業の明日を拓くためのベストチョイスであることを、今後とも当社は強く訴えかけて行きます。
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