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ギフトビジネスで飛躍するために、最も重要なこと。

SPECIAL

ギフトビジネスコンサルタント

株式会社売れるギフト通販研究所

代表取締役 

日本で唯一のギフトビジネスコンサルタント。流通、通販、ギフトの各業界通算30年以上の経験を持ち、2015年に独立。2017年には培った独自ノウハウを体系化し、ギフトビジネス専門のコンサルティング機関「売れるギフト通販研究所」を立ち上げ、多くの企業を指導。幾多の企業を成功へと導く。著書に『「ギフト商品」を通販で売る』、『儲かる「ギフト化」で飛躍する3大ポイント』がある。

「今日のセミナーは、経営者の方に向けてお話します。」

2月に行われた日本最大級のギフト見本市ギフト・ショー。その中で行われたセミナープログラムに登壇させていただいた私は冒頭で、こう語り始めました。

参加者の中には担当者の方もたくさんいらっしゃったので、申し訳ないとは思いつつも「担当者の方は自分が経営者になったつもりで。もしくはいつか経営者になったら・・・という感じでお聞きください。」と付け加え、セミナーをスタートさせました。

さて、私はなぜこのように話し出したのか?

事業としてのギフトビジネスの根幹を社長、経営者により理解を深めて欲しいからに他ならないからです。その具体的理由は最後の方で述べます。

そもそもギフトの一般的な小売、物販ビジネスの位置付けにおいて、昔も今も、どこかプラスアルファ的・・・という捉えられ方が多いのが実情だと思っています。例えば先に行われたギフト・ショーにおいても、実はそんな感じだったりします。

「え、ギフトショーというイベントなんだから、ギフトに最適な商品ばかり出品されてるんじゃないの?」

まだ来場されたことがない方は、そう思われますよね。

このイベントは歴史が長く、当初はギフトに特化したような商材が多かった気がします。しかし今は時代の流れもあってか、これがギフト商品なの?というような、いわゆる自家消費的な商材の方が多いくらいになっています。

特に食品ジャンルにおいては別枠の名前になっており、グルメ&ダイニングスタイルショーです。ギフトという言葉自体も入っていません。

ギフトショーは、今や日本最大級と謳われるほどその規模は大きく成長し、とても有名な展示会になり、多くの様々な来場者に向けてギフト商品以外の出品がたくさん増えました。食品ジャンルではお取り寄せブームがあったりして、大きく変化をさせていったのでしょう。

一方、ギフト商品以外が大きく増えたからといって、ギフトの市場そのものが縮小しているからではなく、コロナ禍を経た今も、10兆円の規模がある大きな市場なのです。

さて、私は自社主催セミナーでも必ずお伝えすることがあり、この日もこの話をしました。

「自分のために買うのと、ギフトとして買うのでは、その購買心理は180度違う。」

言われてみればそうだなと、思われるかと思いますが、いざ物販をしようとする時に商品提供側からすると・・・

「細部まで拘った私どもの自信作です。おひとついかがですか?今なら少しお買い得価格にしていますので!」

さらに商機を広げようとして・・・

「ギフトにも最適ですので、きっと喜ばれますよ!」

店員さんやネットショップのセールスコピーで、このようにススメられることないですか?

購買心理が180度違う訳ですから、良いモノであればあるほど、実は逆がいいのです。

「細部まで拘った私どもの自信作です。大切な方への贈り物で喜ばれるために、パッケージに至るまで拘って仕上げています。」

「贈るのと同時に、ご自分用にもおひとついかがですか?」

ギフトビジネスに本気で取り組むなら、まずギフトありきで設計しておくと、無用な割引販売をせず、高価値を維持したままで、さらに自分用にも"定価"でおススメできるのです。

経営目線で考えれば、ギフトを基軸に置くと売上・利益をしっかり確保でき、商品価値、ブランド価値を損なわないどころか、さらに引き上げてくれるのです。

ギフトビジネスの根幹と言えることは他にもたくさんありますが、”購買心理が180度違う”、まずこのことは最初に念頭に置くことです。

そしてさらに重要なのがここからです。社員に任せていることはあれど、特に中小企業では社長が絶対的なリーダーですよね。

社長自身がこのような事業の根幹を深く理解し、重視し、徹底することでブランド=会社の価値、商品価値、価格価値、それぞれの価値が高く見られればれ見られるほどに指名買いされ、儲かるギフトビジネスの構築が可能になるのです。

そう、ギフトビジネスで飛躍するために最も重要なのは、社長・経営者がどれだけ本気になって真剣に取り組まれるか?です。

だからこそ私は、セミナーでこう話し出しました。

「今からお話しますが今日のセミナーは、経営者の方に向けてお話します。」と。

社長の新事業は、社員任せになっていませんか?

社長自身がリーダーシップを取られていますか?

 

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