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社員教育はしない方がいいって本当?

SPECIAL

ショールーム営業コンサルタント

株式会社バファローコンサルティング

代表取締役 

異色のショールーム革新経営コンサルタント。体感型ショールームの構築と独自のイベント活用型営業力強化法で、増員なしでも売上・利益2倍3倍化を実現させてしまう専門家。これまで営業現場30年以上の実務経験と100以上のショールームイベント指導で、売上伸長率150%という成功実例を次々と演出。


当社では無料メール相談を期間限定、件数限定で承っておりますが、ショールームでお悩みの方が多いせいか割とすぐに予定数に達します。相談者の方はやはり「ショールームが回せないのでどうしたらいいか」とか、「集客できない」「契約できない」といった悩みが多いです。

そんな中で「社員教育ってどうすれば良いでしょう?」というご質問をいただきました。

「ウチは社員教育を専門としたコンサルタントではないぞ!」と思いながらも、せっかくいただいたメールですので少し読み込んでみました。

そうしたところ、このコラムやYouTubeチャンネルで「社員は育てるのではなく育つものだ」と書いたり発言しているのを見て質問してきたことが分かりました。

それならということで、ショールーム営業の観点から回答をさせていただきました。今回はその内容についてお話しします。

皆さんは社員教育に力を入れているでしょうか? 研修とか講習に参加させて勉強してもらうあれです。教育熱心な経営者の方は費用をかけて送り出しているものと思います。

しかし残念ながら、あまり効果は出ていないのではないでしょうか。なぜか?

こういう場合は、研修とか講習自体に問題があるのではなく、受講者側に問題があります。それは「受講者がその研修や講習のレベルに至っていないから」です。そして「机上だけの勉強だから」です。

要するに、押し付けの勉強では身につかないということです。

例えば、社員の方が今、自分が取り組んでいる課題に対して分からないことがあったり、知りたいことがあったりすれば、その勉強はすぐに身につきます。

逆に、「こんなことを学ばせたい」と思って送り出す勉強であれば、なかなか身につくものではありません。勉強が終わればすぐに忘れます。勉強した知識を使わないからです。そういった意味で、「社員教育はしないほうがいい」と言っています。

じゃあ、どうしたらいいか? ということです。

当社の主張する社員教育は、「社員が勝手に育っていくしくみ」を作ることを言います。会社のシステムを理解し、それを使いこなすことによって自分が自分を育てるしくみのことです。

端的に言えば、「育つチャンスを与える」ということです。

実践でチャンスをもらえば、それに取り組むことによってノウハウが身につきます。その中で分からないこと、知りたいことが出てきます。その時点で勉強に参加させるのです。そうすれば経験をもとにした勉強と、机上の勉強が相まってより大きなステップになると考えています。

「お前、この間研修に行ったばかりじゃないか。何勉強してきたんだ!」

こんなハッパをかけても無駄です。机上の勉強だけでは何の役にも立ちません。ムダ金を使ったことになります。

当社のコンサルティングでは、課題を通して実践してもらい、それをレビューする形で机上の勉強をしていただきます。もちろん、コンサルティングの対象は経営者の方ですが、営業やショールームの責任者の方が参加される場合があります。

参加される方々には直接的に、そうでない社員の方たちには間接的にお伝えしています。「育てる・育ててもらうのではなく、自分で育つのだ」と。

経営者の方は心得てください。社員にガミガミ言ってもハッパをかけても、動かないばかりか成長もしません。社員には自分で成長するための機会を与えてください。社員が自分で成長するしくみを作る、それが経営者の仕事です。

 

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