アジアの輸出額が「世界の4割」に! ~グローバリゼーションのアジアへの広がり~
15世紀の大航海時代に端を発すグローバリゼーション。気が付けば、世界の輸出額に占めるアジア地域の割合が41.6%(2021年)にまで広がりました。一方、1830年代には約85%もあった欧米地域の割合が、2021年には約50%にまで縮小。20世紀後半以降の日本・中国・東南アジア等の経済成長が起因となり、世界におけるアジア地域の存在感が急激に増しています。
日本、中国と言ったこれまでの経済大国の経済成長の見通しが立たない中、東南アジア主要5ヶ国の2023年GDP成長率は4.3%(前年比)の予測。また、2024年予測も4.6%(前年比)と非常に安定しているのです。直近の日本経済研究センター等の調査によりますと、東南アジア主要5ヶ国のGDP成長率は下記のようになっています。
・インドネシア:
(2023年予測) 5.0% (2024年予測) 5.2%
・マレーシア:
(2023年予測) 4.2% (2024年予測) 4.6%
・フィリピン:
(2023年予測) 5.3% (2024年予測) 5.9%
・シンガポール:
(2023年予測) 2.1% (2024年予測) 2.6%
・タイ:
(2023年予測) 3.5% (2024年予測) 3.7%
・東南アジア主要5ヶ国:
(2023年予測) 4.3% (2024年予測) 4.6%
当方も2022年12月下旬には約2年ぶりにシンガポールへ出張。マスクをする人もまだ半数ほどはいたものの、街中は通常モードで、ほぼ完全に活気を取り戻したように感じられます。コロナがようやく収束に向かいつつある「2023年」。自社の将来を中期(5年)ベースで考慮し、「2023年」を伸びしろも大きいアジア市場への「(再)準備元年」と捉えてみては如何でしょうか?
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