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年末年始に経営計画を見直す本当の理由

SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社

代表取締役 

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

年末年始は、1年を振り返るのに大変良い時期です。なぜなら、否が応でも、2022年が自分や自社にとって「どうゆう一年だったのか」を実感するタイミングだからです。そして、2023年をどんな1年にしたいか、前向きに考えやすい時期でもあります。

成功している社長ほど、年末年始の静寂のひと時を「じっくり考える」貴重な時間として活用しています。

目指したい理想の未来に向かって、社長として前進できているのか、前進しているのならばもっと良い状態にするにはどうしたら良いのか、前進できていない時は、どこを改善すれば良いのか、じっくり自分と向き合うのです。

「自分と向き合う」と言葉にすると簡単なように思われるかもしれません。でも、実際は、なかなか大変です。なぜなら、会社の中で一番の問題児は、社長である「本人」でもあるからです。

よく「会社は経営者の器以上に成長しない」と言われます。社長は、上司がいませんから、自らで律し、制御しなければなりません。人間は弱い生き物なので、どうしても楽な方に流されやすいものです。

経営のトップである社長を叱咤激励してくれる存在も、なかなかいなかったりします。そうすると、自分や会社がどこに向かおうとしているのか、いわば「心の迷子」になってしまうこともあるのです。

社長も人の子であり、悩んだり、苦しんだりすることもあります。もちろん、楽しいことや、嬉しいことだってたくさんあります。社長は、自らの意思で自由に人生を生きられる最高の職業ですから、こんなに素晴らしい人生はありません。

自由だからこそ、様々な選択肢があるわけで、どの選択肢を選ぶべきなのかを見誤ってしまうことだって、当然あります。

経営が苦しくなっていく会社に共通しているのは、「このままいくと、いずれ〇〇になってしまう・・・」と頭の中ではわかっていても、正しく向き合えなかったという点です。

ウィズコロナになってからは、不測の事態による経営悪化も当然あります。しかしながら、厳しいようですが、それは、潜在的に抱えていたビジネス上のリスクが表面化したにすぎないのです。

本来なら、潜在的なリスクに対して、先手を打っておくべきだったのです。つまり、多くの場合、「未来が見えなかった」というのではなく、なんとなく予想はしていたけども、後送りにしていたというのが原因なのです。

「放っておいたら、いずれ大変なことになる…」とわかっていても、目先の売上拡大や資金繰りだけに終始してしまって、いつまで経ってもその悩みから抜け出せない。この状況は、とてもつらいものです。

ツライのは、本当に良く分かります。忙しすぎて物事の優先順位を正しく判断できず、とにかく目の前のことだけしか考えられない・・・という状況の社長の方もたくさんいらっしゃいます。

ですが、一日も早くそこから抜け出さなければなりません。会社の未来を切り拓くのは、他でもない社長ただ一人です。従業員さんや、取引先ではありません。あくまでも、経営のトップは「社長」であり「あなた」です。

年末年始ぐらいはゆっくりしたい…というお声も聞こえてきそうですが、真の心の安寧を手に入れるには、社長自らがワクワクするような楽しい未来を描けた瞬間です。それは、経営計画を見直すという取り組みの中にあります。

あなたが2023年に成し遂げたい取り組みは何でしょうか? 2023年が社長であるあなたにとって、より良い一年になりますように、心から祈念申し上げます。

社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。

あなたは今、社長としてどんな未来をつくりたいですか?

ダイヤモンド財務®コンサルタント 舘野 愛

 

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