DX時代の経営者 2つの異なる戦略思考
ご支援先のシステム担当責任者になる若手2名の育成もかねて、一緒に研修を受講
タイトルは「ベンダーマネジメント研修」
ユーザーとして、システム関連業者といかにうまくお付き合いするか?
講師のお話も興味がありましたが、ご一緒した2名の顔つきを横目で気にしながら…
私は初心に戻り、素直な気持ちで講師に確認をしてみました。
その内容は、「ベンダー」という言葉の欧米と日本の違いでした。
講師曰く、欧米では、「ベンダー」という表現はしない
ユーザーが主体性を持ってシステムを構築し、自社にノウハウを残していく。
大森は「では、使わないのですか?」と質問。
換言すれば、主体性はどちらにある?
欧米でのベンダーは、あくまでも補佐的な役割
日本は、ベンダーに依存する傾向が強い
時間が経過すると、この差がだんだん大きくなっています。
この質問、実は日本と欧米のDXに向けた意識の差と捉えています。
欧米は、戦略連携思考を重視する。
日本は、調達最適思考が頭から離れない。
欧米は、眼前に加えて長期的な戦略指向を加味してDXを推進する。
日本では眼前に迫る直近の課題に対して自社で実現する力がなくベンダー依存となる。
確かに眼前の課題を解決が最優先ですが、さらに重要な事は戦略的思考をどれだけ意識しているか?ということです。
この発想をシフトしないと永遠に調達指向から抜けきれないのではないか!
大森は認識しています。
さて、本来の目的である研修の理解度を帰りの喫茶店で復習&確認しました。
2名とも80点くらいという事で、安堵の1日でした。
貴殿のDX推進は、戦略連携指向で考える意識ができていますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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