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【第200話 特別寄稿】独自化を実現できなければ、得られるはずの権利はすべて失われる。

SPECIAL

ギフトビジネスコンサルタント

株式会社売れるギフト通販研究所

代表取締役 

日本で唯一のギフトビジネスコンサルタント。流通、通販、ギフトの各業界通算30年以上の経験を持ち、2015年に独立。2017年には培った独自ノウハウを体系化し、ギフトビジネス専門のコンサルティング機関「売れるギフト通販研究所」を立ち上げ、多くの企業を指導。幾多の企業を成功へと導く。著書に『「ギフト商品」を通販で売る』、『儲かる「ギフト化」で飛躍する3大ポイント』がある。

「園社長、先日は大変貴重なお話ありがとうございます。情報過多のこの時代、ギフト商材を考えるにあたって情報の波を渡り歩き、その波に溺れる寸前だった私に『答えはないので、自分で決めればいい』というお言葉、深く刺さりました。」

先週のギフト・ショーセミナーが終了後に、参加されていたEC事業を営むT社長からいただいた、お話しして良かった!と、心から思えた嬉しいご感想のメールです。

セミナーでは先週のコラムでもお伝えした通り、当社が掲げる独自戦略、ギフトにふさわしいB・P・M三位一体戦略を中心に、いくつかの成功事例をご紹介しながらお話しましたが、合間にこんなことも冗談っぽく・・・ですが、強く伝えました。

「当社がコンサルティングしている中で強く指導していることの一つに・・・『商品開発を考えている間はネット閲覧禁止!!』があります。」

たくさん参考にした方が良いモノができそうなのに・・・。なぜ、ネット閲覧禁止なのか?

先のK社長の言われた通り、情報の波に飲み込まれ、溺れないようにすること。すなわち、自社の商品の中身も、付ける価格も自由でいい。なぜなら、絶対にこれがいい、これが売れるという確かなことは存在しないから・・・です。

もちろん、すでに売価が大体決まっているような仕入商品を適当に値段を上げて販売するのは危険です。

大事なのは自社独自で開発しようとしている時です。しかも、他にはない原料素材や製法やらを用いて独自ブランドで勝負を掛けようとする時になぜ、同業他社や類似っぽい商品を気にする必要があるというのでしょうか?

ネットやリアル店舗でも見れば見るほど、商品そのものがどんどん同質化し、他社の原価も分からない状況で売価も似たようなところに寄っていく。

独自化どころか差別化にもならず、それらを見る消費者の購買決定意思はどこになるか!?

「似たような感じだから、安い方を買おう。」

「ポイント貯まるからこっちのサイト(お店)で買おう。」

「送料無料キャンペーンか、ポイント5倍セールを待とう。」

こんな感じになりませんか?

そうなるともっとも困るのはあなたの会社やお店です。

製品原価=コストが高く掛かっている中で、売価設定を横並びで付ければ、得られる利益は当然少なくなります。

それに利益だけではありません。売上も互いに食い合いとなりますし、もっと悪いのはモノの評価、価値の評価でなく、価格やサービスの比較だけで判断されてしまい、リピーターなどつくはずもないことです。

一回買っていただいて十分に利益を得られたから終わりというような一般的な商材は、一生に一度の買い物と言われる ”家” くらいじゃないでしょうか。

ほとんどの小売商品が、2度3度買ってもらってようやく損益分岐点を超えてくる。そんなご商売のはずです。商売は当たり前ですが広告、営業、開発費など投資が先に来るのですから。

独自化といっても、誰もが知らないようなものである必要はまったくなく、いや逆に誰もが知っているものの方が受け入れられやすいのです。

「誰もが知っていて独自のものって???」と、思われた方もいるかもしれませんが。

たとえばですが「真っ白なハンカチ」でもこんなことが謳えるかもしれません。

・縫製技術の高さからくる耐久性の良さで、一生物のハンカチ

・使用したときの生地の心地よさ

・手持ちやポケットに畳んで入れたときや広げた時のちょうどいいサイズ感

・抗菌防臭などの特殊機能

・未だハンカチには使用されていなかった輝く白色で、チラ見せすればとてもオシャレ

・使用素材はこれまで捨てられていたものの再利用であったりSDG’sを訴えるもの

・製造は海外、貧困に困る村からのフェアトレードを実現

誰もが知っているものでも「独自化」は十分に創造できる。

そしてこれらの裏側になければならないのは「なぜ?」です。

なぜ、縫製技術を高め、一生使えるハンカチを目指したのか?

なぜ、生地の心地よさを追求したのか?

なぜ、SDG’sやフェアトレードを重視したのか? など。

企業は社会に求められているからこそ、どの会社にも存在意義が規模の違いはあれどもあります。その役割が果たせなくなった時、世の中から消えていきます。

赤字だから、儲けられてないから無くなるのではなく、求められなくなったから、赤字で儲けが出せずに無くなるのです。常に求められるようにするために、ギフト化を推奨する当社にもなぜギフトなのか?の理由があります。

根本部分では独自化を実現し、強いファンづくりで長い成功を手すること。それをギフト化によって、また独自ブランドから生み出される独自商品によって、得たい顧客や利益、そして会社やブランドの評価を高め、継続発展させること。

そのための真のオリジナルには真の強さがあります。

そのなぜ?に共感する人々がモノを通じて集まる。たとえ最初は小さくても強いブランド、強い商品、強いマーケティングを実現させる戦略が当社の掲げるB・P・M三位一体戦略です。

ですが、簡単な道のりではありませんので、まずはご興味ありましたら当社のセミナーにいらしてください。詳しくお伝えしています。

「いや、セミナー受講の前に個別相談してくれないかな?」という社長は、このコラム連載200回記念として初めて実施する、当社メルマガ登録の経営者様、かつ先着10社様限定の無料スポットコンサルティングをご利用ください。(ただし、ご登録は必須です)

真の独自化実現を目指されたい、熱い経営者の方との出会いを、当社はお待ちしています。

 

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