【号外】報告会で驚いた。全社一丸「これはすごい」。(私の履歴書より)
会員制・ロイヤル顧客づくりに関する記事ではありませんが、日本経済新聞「私の履歴書」からご紹介しておきたい一文がありましたので、投稿しておきます。
以下、転載---------------------
アサヒが顧客視点から経営全体を見直して優れた成果を上げたことを評価した日本経営品質賞(経営品質協議会主催)の報告会だった。
(中略)
報告会で驚いた。工場、物流、営業、財務などアサヒの様々な部署の人たちが次々に壇上に上がり仕事内容を説明。誰もが自分の業務の中で顧客志向を意識しているように見えた。ブランドを磨き上げて勢いを加速することに全社一丸となっていた。
「これはすごい」。恐怖すら感じた。
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日本経済新聞2015年9月26日朝刊「私の履歴書」荒蒔康一郎氏(キリンビール元社長)より
スーパードライの躍進を支えるアサヒビールの顧客視点経営が評価され、その報告会に出席した競合企業の(当時)常務の痛感です。
このシーンを貴社に置き換えてください。
各部署の責任者に次々と登壇していただきます。
会場は貴社の既存顧客、会員顧客が埋め尽くしており、片隅には競合企業の役員もいらっしゃいます。
ここで、
貴社の既存顧客・会員顧客には「これはすごい」という感動、
競合企業に「これはすごい」という恐怖感、
を与えられるようになりましょう。
これが、会員制・ロイヤル顧客づくりのゴールです。
年に1度は、多くの既存顧客、ロイヤル顧客に感謝の気持ちを伝え、信頼関係を深め、1年後の再会を誓う場。
その時、各部署の責任者は何を語っていますか?
部門の壁を越えた共通のメッセージが顧客には感動を、競合企業には恐怖を与えます。その共通メッセージこそ経営者が日々熱く語る「きれいごと」「ビジョン」です。
きれいごと、ビジョンに関する投稿が続いたので、その締めとしてゴールイメージをご紹介しました。
お待たせしました。次回から会員制・ロイヤル顧客づくりのステップについてお伝えしていきます。
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