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年商数億と年商10億企業の比較:4年前地獄だったA社長は何をしたのか?

SPECIAL

年商10億事業構築コンサルタント

株式会社ワイズサービス・コンサルティング

代表取締役 

指導暦18年、これまでに200社以上の実務コンサルティング実績を持つ経営コンサルタント。「10億円事業構築」に強みを持ち、直近5年では、導入後数年で年商数億が10億越えをした企業は20社以上と驚くべき成果を出している。

人で溢れる東京の夜、テラス席で、A社長との定例の会食です。
この日は、「先生に紹介したい」とのことで、学生からの友人(悪友)であるB社長も同席しています。

暑い日だけに、ビールが進みます。赤らんだ顔でB社長は、言いました。
「こいつの会社は、この4年の間で、変わってしまいました。何をやったか教えろ!と言っても、何も教えてくれないのです。」

それ以上に赤いA社長が、答えます。
「いつも言っているが、何を、と言われても、答えられないのだよ。わしも、よくわからん。」
そして、両社長は、私の方に顔を向けます。

「何をやればよいのか?」実は、私にも答えられないのです。


年商数億の会社、すなわち、変革前の状態は以下のものとなります。
・事業に特色がありません。その替わりに、クリエイティヴが必要で、一部の優秀な社員が、案件を抱える状態です。
・仕組みもありません。会社として決まったものはなく、すべてが属人的な業務の進め方をしております。
・3年後、1年後という先をみて動いている社員は皆無です。

そして、
・採用できる人のレベルは、低いのです。戦力化に時間が掛かります。そして、退職率も高いのです。
その結果、
・儲かっていません。一人当たりの生産性は800万円と低く、労働分配率は、60%近くと高いのです。

これが、多くの数億企業なのです。
これが、当社に相談に来られる会社の状態なのです。

そして、次が、年商10億企業、すなわち、変革後の状態となります。
・事業に何かしらの「勝てる理由」があります。クリエイティヴは抑えられ、並みの社員で十分こなせるようになっています。
・仕組みにより、分業が成り立っています。部門間の案件の流れはスムーズであり、品質と納期が守られています。
・管理者が、部門目標の進捗を管理しています。また、仕組みの改善が坦々と進んでいます。

そして、
・採用できる社員のレベルも高くなっています。全員にある程度の知性と常識があります。その中に、本当に優秀な人もいます。
・先輩が後輩を教える訓練制度があります。短期で戦力化し、定着もします。
その結果、
・一人あたりの生産性は、1000万円を超えています。労働分配率40%でも、社員に十分な給与を払えています。そして、十分な利益も残せています。

この違いがあります。

B社長は、A社長のスーツの袖をつかみます。
「先生、こいつのスーツ、高級なのですよ。」

A社長も、応戦します。
「お前は、4年前の俺だ。あの頃は、地獄の頃の俺だ。」(笑)

当時のA社長は、本当に「やばい」状態にありました。
A社長は、毎日、朝早く起き、夜遅くまで仕事(案件)をしていました。そして、社員の賞与を払うために、借金もしていました。払わなければ、社員は去って行ってしまいます。当然、自分の報酬も少ないのです。

会社を維持するために、社長が働いている状態だったのです。

それが、いまでは全く違います。安心して、出張に出ていくことができます。
経営に専念することができています。そして、役員報酬も、月に200万は、取ることが出来ています。

B社長、今度はA社長の腕をぎゅっと掴み、懇願します。
「何をやったんだ。俺も、早くそうなりたい。何をやればいいんだ。教えてくれ。」
体を揺らされながら、A社長は答えます。
「解らん。正直言って、俺にもよく解らんのだ。先生、私は、何をやったんでしょうか。」(笑)
両社長が、私のほうを向きます。

やるべきことは、決まっています。
年商数億から年商10億に進む時に、「獲得すべきもの」は決まっています。
それを、順を追って作っていくだけです。

その獲得すべきものとは、当然、複数あります。
その中の、どれかをやればよいというものではありません。一つだけでは、「それ」は起きないのです。

経営計画書を作っても、組織は機能しません。
マニュアルを作っても、社員は自分達で業務を回すことはできません。
人事制度を作っても、社員が成長することはないのです。
当然、事業も伸びなければ、生産性も高まらないのです。

世の中にある、「〇〇をやればうまく行く!」というものは、すべて間違いです。絶対にそれだけでうまく行くことはありません。

「先生、何をやればよいのでしょうか。」
この質問をしていること自体が、間違いと言うことなのでしょう。

必要なものを獲得し、連携させて動かしていく。
それがそこそこ出来た時に、初めて、それぞれが効果を発揮することになります。

経営計画書、マニュアル、人事制度、それぞれがその真価を発揮するのです。
その結果としての、年商10億企業です。
その結果としての、年商10億なのです。

全てをつくるつもりでいてください。
その過程には忍耐が必要ですが、それにより、人生のステージを上げることができます。

 

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