DX推進に向けた組織の切り口とは
「やはり!トップダウンでしょう」
東京で実施した某DX推進研修
事例研究で組織体制のあり方検討で受講生からの意見です。
課題として経営論の視点もあり解答例とした現場部門中心の推進方法に疑問をもっておられました。
トップのリーダーシップは重要な要素です。
ただ彼らがすべきことは原則「マネジメント」なのです。
経営戦略論には、様々な類型が世に発表されています。
・計画や現場基点
・環境重視
・知的資産重視等
DX推進には、これらの戦略に加えてアイデアや自由な意見交換ができる雰囲気づくりが必須です。
題して「創発基点」
トップが陣頭指揮をとりますとサラリーマンの身である社員は萎縮をしてしまい、上司(トップ)の顔色ばかりを窺ってしまいます。
そこで、彼らがとるべき対応は如何に自由で楽しそうな空気を、醸成できるか!です。
目標は大まかに決めるだけ、推進は現場にある程度任せアイデアがでやすい雰囲気をつくる。
PDCAや管理中心ではなく、自由な雰囲気の中からたくさんのアイデアを創造する。
そんなゆるゆるのマネジメントが重要なのです。
日本の代表的な経営学者、野中郁次郎、竹内弘高先生の共著
「知識創造企業」にこんな言葉があります。
(以下一部引用)
新しい知識は彼ら(第一線社員)のダイナミックな相互作用の成果なのである。
トップは、第一線社員に彼らの体験の意味が読み取れるよう概念枠を与える。
(引用終わり)
ここでいう概念枠というのは、会議の場ではく自由にアイデアや意見の言える場づくりと理解しています。
今はVUCAの時代
合理性に加え、直感や感性を大切にする時代を意味しています。
貴社には従前の概念枠を変えた、相互作業の場(空間)がありますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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