プロの当たり前はお客様には伝わらない
さて今回は、「プロの当たり前はお客様には伝わらない」です。
現在、元請化に挑戦中の工事店社長のお話です。
販促をはじめて、集客は出来るようになったのですが、そのお問合せのあったお客様に見積を出しても、なかなか思った案件が決まらないとの事。
うちと同じ手順方法をお伝えしているのにです。
どこかに原因があると思い、実際の案件で、見積説明ロープレをやってもらいました。
そこで、気づいた事がありました。
それは、業界では当たり前の言葉です。
たまたま、私と同業でしたので、聞いていても何も違和感なく、見積の説明はわかるのですが、本番で伝える相手は、業界人ではありません。
素人のお客様です。
ケラバ、破風板、隅棟、アンコー等々。
屋根屋、板金屋さんなら、理解できる言葉。
でも普通の方には、言葉自体の説明、イメージを伝えない限り、ほとんど意味不明になってしまうわけです。
私たちが普段普通に使っている言葉は、お客様からすれば、初めて聞く言葉。
そのことをこちらが理解してあげて、説明を言い換える、表記を、分かりやすく書き換える。
それでも分かりにくい場合は、スケッチとか、写真、そして施工の事例をちゃんと用意し、見せてあげないと、実は私たちプロの言葉は、ほとんど伝わらない、と、言うことになります。
お客様が自分で唯一分かる事、それは、言うまでもなく、見積合計金額ですよね。
結果、見積金額の高い、安いだけの判断をされる。
これが、いつも出している元請さんなら、見積り明細内容をみれば、金額の理由は理解してもらえます。
相手もプロだからです。
でも、提出先は、素人のお客様。
なぜ、この修理や工事が、そもそも必要なのか、そして、どうゆう部分をどう修理してくれるのか、いつもの見積りを、いつものように口頭で説明しても、はっきり言って、まったく伝わりません。
だから、合計金額だけは理解出来るお客様は、それより、安くできるかもと、別の業者に見積を依頼、相見積もりになるのです。
折角のお問合せをいただき、現地調査や、積算、見積を無償でやっても、結果、修理工事を受注できなければ、何にもなりません。
こちらがタダ働きばかりか、実はお客様が、ホントは一番損する事だから。
それは、プロのあなたが現状を把握し、それを改善できる方法を知りながら、その伝え方が下手くそで、お客様が理解できないとしたら、折角、上手く直せる修理の機会を、お客様が失うことになるからです。
「プロの当たり前はお客様には伝わらない」
いかがでしょうか。
あなたの見積書は、業界言葉のオンパレードになっていませんか?
どうしたら、それは一目でわかる見積書になりますか?
1年で「脱下請」するしくみの実務を知りたい、興味がある、やってみたい!
うちの会社でも実現可能なのかは、「思いたった今!」こそです。
もう、あなたがアクションを起こす番です。
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