DX時代こそ見直してほしい〇〇〇ありきの世界
某大学院、卒業に向けた経営診断実習
学生からの一言
「提言内容は、△△△でいきます」
大森言
「ううう… 違うのでは」
「どうしてですか?だれがどう見ても時代遅れです」
「それは、貴方の発想が〇〇〇(ツール)ありきだからです」
診断先企業は、確かに時代の流れに追いついていませんでした。
本社と支店との実績報告はFAX
顧客情報の管理は紙
社長と社員の報連相は、携帯電話
大変失礼ながら、社内のシステムは昭和の時代のままかもしれません。
2018年12月、経済産業省が公開したDX
最近では、AI・IoTも実用化段階に入り、著しい進化を遂げています
しかし、一方で社内では「PCアレルギー」と言われる社員がたくさんおられます。
スマフォを使いこなせない高齢職員
EXCELの計算式を理解せず、電卓で叩いてミスをする事務職員
WORDで作成した日報を勝手に修正して使う営業マン
加えて、社長は各店からのFAXの実績情報をインターネットに接続されていないPCに入力
入力する数字を指の感覚と目で追いながら、各店・各営業の頑張り状況を把握
もちろん、コロナというアゲインストも意識しながら…
この学生は、システム販売を仕事としているだけに目線がツール販売になってしまうのは私なりに理解します。
しかし、時代の波に乗っていない・使っていないという理由だけで、提言するのは絶対にダメです。
社内全体のIT習熟度、社員の情報化へのリテラシー等導入以前の環境が整っていないと宝の持ち腐れになってしまう例をたくさん見てきました。
DXの入口部分は、所詮ツール活用の世界です。
ツールの導入前に、企業の文化・社員のリテラシーを理解して導入後のイメージを高めていただく事ができるかです。
経営者の改革に向けた意識
変化を恐れない社員の気持ち
全社員で同じ方向性に向かう気概
DX時代、貴方はツールありきの世界になっていませんか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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