製造業とDX これからの関係構築の考え方
年末押し迫った12月27日
兵庫県の某製造業さんで、専門家派遣のご支援
「大森さんは、これから製造業はどうなると思いますか?」
社長以下、10名のリーダーが参加してくださった勉強会
私の正面、真剣な表情で聞いていた役員さんからの質問です。
1時間の講演の後、後半は自社における意見交換の予定でしたが、質疑で1時間とってしまい、意見交換はできませんでした。
外の寒さを吹き飛ばす、室内の熱さを感じた2時間でした。
当初の質問についての大森の答えは
「わかりません」
大変失礼で、腰を折るようなご返事ですが、テーマは製造業から見たDX
あくまで、DXにフォーカスを当てた勉強会
製造業全体の動向を語る力、大森にはありません。
お話は、ITに関連した時代の流れやDXの範囲
製造業での取り組みなどのご紹介をしました。
キーワードは「データの世紀」と「地殻変動」
「データの世紀」は、2019年度新聞協会賞を受賞した言葉
膨大なデータの中からビジネスの素になる宝を探す
そのベースは、ものづくりの製造業でも可能なのです。
GAFAやBATHがコロナをびくともせずに伸長
データをインフラとしたビジネスモデルが
日本でも理解されて始めてきました。
これらの企業から新たな収益モデルを実現できる事を我々は、学ばなければいけません。
地殻変動は業態変換を意味しています。
過去の歴史を紐解いてみますと
2001年、コマツは建機の稼働情報をユーザーに提供するサービスで躍進
2018年、トヨタ自動車は製造業からモビリティサービス業に変革
2022年、ソニーがEV(電気自動車)の新会社設立を発表
大手メーカーはこぞって業態変換を視野に入れたビジネスモデルを模索しています。
今日のご支援先は、数十年にわたって「ものづくり」に注力してきた企業
「業態変換します」といきなり言っても無理な話です。
アンケートの中で、こんな感想がありました。
「わかったような、わからないような」
当然の感想です。
今後、時代の流れを意識してもらう入口としては分かっていただける努力をさらに続けていきます。
自社の業界動向や技術力だけではなく、DXという時代の流れから、自らの業界を見つめる。
その中から企業が生き残る道が見えてきます。
「データの世紀」と「地殻変動」2つのキーワードから貴社は、どんな変革を起こしていきますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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