Generation Zと向き合うDX推進の肝とは
少し前のお話になりますが、京都の某大学、経済学部の授業で学生にこんな質問をしました。
「貴方は、1日に何時間スマフォを見ていますか?」
挙手の結果は、短い人で4時間
平均6時間の学生が、最も多かったです。
最長時間は、なんと11時間でした。
周囲の学生は驚愕、私は大驚愕!
換言すれば、彼らは朝起きてから寝るまで半分近くの時間、スマフォを触わり、生活の一部としてしみついています。
DX推進を考える時、BtoB・BtoCに関わらず、このスマフォとの接点を見逃してはいけません。
そして、接点の中からヒントを見つけるのです。
では、どうやってヒントを見つけるのか?
その肝はスマフォを通じた「体験と感動」です。
老年学分野のデザイナー、パトリシア・A・ムーアさんは27歳の時に、3年間老女に変装して旅行。
どんなタイミングで、どんな情報をスマフォから提供できれば感動するか?先回りをするためです。
介護者向け商品(メニュー)開発する日本人Aさんは自ら抜歯をして、どのくらいの柔らかさであれば老人が食べられるのか?試食を繰り返しています。
試食の様子を動画で配信、ユーザーからの感想を瞬時に吸い上げ、実用化に向けて検討します。
ここまでは、相当の覚悟が必要ですが、可能な限り寄り添い、体験する事が重要です。
大森は、アラブからの旅行者向けの感動を求めて1日アイデアソンに参加、某氏とご一緒しました。
ムスリム・ハラル・礼拝の中から、どんな事が彼らの感動に繋がるかを模索しました。
実際にその人になりきる。
もしくは(ご了解をいただける範囲で)同じ環境の中で数日一緒に過ごします。
インタビューやアンケートではなく、スマフォというインフラから「届ける感動って何?」を自ら体験で考える。
この切り口が、新たなDX推進につながっていくのです。
先週東京で開催された、世界経営者会議で韓国サムスンのCEOもZ世代をターゲットにしたAI家電の開発を急いでいます。
ビジネス的に表現すればこれからの顧客であるGenerationZは無意識にデジタルとの親和性を体感しています。
その体感をビジネスにする具体的な手段が体験であり、感動です。
貴方は、その体感を大切にしたDX事業モデルを構築する意識がありますか?
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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