いまさら変更できるわけないじゃん!
さて今回は、「いまさら変更できるわけないじゃん!」です。
今回は、先日ZOOMで面談した、現在、直販元請化を目指している指導先社長さんの失敗談です。
直接受注が軌道に乗ってくると、今まで仕事をもらっていた下請仕事との工事調整が、どんどん難しくなってきます。
直接受注物件は、ある程度工程調整の融通は利きますが、自社が下請である限り、どうしても元請建設会社の予定が優先されます。
早くやってあげたい直接のお客様を待たせて、単価の厳しい下請仕事を優先しなければいけない。
しかし、今までお世話になった元請さんだからと、優先対応する。
相手合わせの工程、自社物件との調整で、この社長さんは、更に忙しくなる・・・
そんな中、その下請工事で、急な設計変更があった。
ちゃんと事前に、あれだけ打ち合わせを済ませたのに。
内心、そんなこと、もっと早くに言ってほしかった。
そう思いながらも、それに合わせた段取り変更も何とか施工日に間に合わせた。
そして、調整に調整を重ねた工事当日。
またもや、元請先から急な施工変更を求められ、溜まり溜まったストレスで、
「いまさら変更できるわけないじゃん!」
怒りに任せた言葉が出てしまったとの事。
それも、お施主さんの前で・・・
言い放った瞬間、
「しまった!」
もちろん社長は思ったそうですが、一旦吐いた言葉は撤回できません。
幸いお施主さんトラブルにならなかったですが、元請先にはキツくお灸をすえられたとの事。
この社長さん、もちろん普段、絶対こんな事言わない実直な人物です。
でも、忙しかった。
自社の工事を待ってもらっている直接のお客様と、低単価の決まった、工程も自由にならない下請の工事。
今までの下請仕事に加え、自社直接受注が多くなればなるほど、今回のような失敗は多くなります。
社長自身の気持ちが、優先したい気持ちが下請け仕事より、直接受注仕事に傾くからです。
悪いことではありませんが、元請100%になるまでは、下請け仕事も大切な売上です。
「感謝の気持ちが足りなかった。」
この社長さんは猛反省されていましたが、その通りだったと思います。
仮に、自社受注100%の元請になった場合、今度は、自身が下請協力業者先に、無理を聞いてもらわないといけない立場になるからです。
下請工事も、直接工事もお客様あってのことです。
忙しいとは、「心」を「亡くす」と書きます。
そうならない秘訣は、幽体離脱のススメ(笑)
自分自身を、客観的に一歩離れて観察してみる。
そうすることで、一呼吸おいた、間違いの少ない判断や行動が出来ると思うのです。
いかがでしょうか。
下請から脱却して直接受注を伸ばしていくときに起こる、様々な問題は、全て村松が経験してきています。
自分で経験し、自分で解決したからこそ、そのアドバイスに自信があります。
私は、真剣に直販化に取り組む方だけサポートしています。
村松の直販元請化専門工事店の経営を知りたい、興味がある、やってみたい!
うちの会社でも実現可能なのかは、「思いたった今」こそです!
今こそ、あなたがアクションを起こす番です。
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