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単価を決めるのは誰か

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

さて今回は、「単価を決めるのは誰か」です。

昨日、一昨日とZOOMで面談をしていました。

その中で、気になったことがあったので、今日は、そのお話です。

 

「工事の単価って、難しいですよね。安ければ損してしまうし、高いと仕事が取れないような気がするんです。」

「相場がいくらかわからないので、見積もりにいつも困る。」

もう一方で、

「元請が、同業者複数に見積もり依頼を出すから、自社だけ上げるわけにはいかない。」

なるほど。

確かに、他社が出している見積もり単価は気になりますよね。

ひょっとしたら、安く出しすぎ、あるいは高く出して失注したとしたら・・・

あなたの工事店では、なにか基準とかがあるのでしょうか。

世間相場があるとしたら・・・・

私も、26年前は、同じことを思い悩んでいました。

この見積もり、安すぎないか、高すぎないかと。

でも、それって、うちの作った見積もりを吸い上げて、それに経費利益をのせた見積もりを元請建設会社、ゼネコンがお客様や発注先に出すのだから、当たり前なんです。

儲けるために元請会社は、仕入れは安くしたいからです。

あなたが苦労して出した見積もりは、あなたの元請先が儲かるお手伝いに過ぎないのだから。

少し言い方が不適当かもしれませんが、どうあがいてもそれが事実だからです。

でも、もしあなたの見積もりが、直接お客様に届いたとしたら、どうでしょうか。

お客様が、あなたの出した提案や見積もりにメリットを感じ、納得したら、額面通りの見積もり金額で契約してくれるのです。

あなたの元請先がそうしているように。

なので、施工単価や、見積もり金額というのは、下請工事店である限り、世間相場をさぐり、ライバルより少しだけ低い金額を提示しないと、生きていけません。

でも、もしあなたがお客さんに直接見積もりを出せる立場になったら、どうでしょうか。

自分の施工単価や、見積もり金額は、誰も気兼ねもなく、自分の知識技術、経験を十二分に説明出来て、自社工事店を継続させるために必要な単価や金額を正々堂々出せるのです。

なので、質問の答えは、

単価や、金額は自分で自由に決められる

となります。

もちろん、そのためには、下請をやめないと無理ですが。

そもそもですが、現場によって、やりやすい、そうではないことは、社長のあなたが見ればわかります。

だったら、その現場ごとに、単価を変えて、自社が健全に経営できる単価金額を自分で計算して、正々堂々提出するのが絶対正しい

現在の私の上には、元請先がありません。

なので、

単価を決めるのは誰か

は、自分自身です。

他がどう、だからどうなんて関係ありません。

いかがでしょうか。

そろそろ、本気で元請だよりの工事店経営を変えませんか。

先の見えない、体力勝負、持久戦のような辛い経営やめませんか。

専門工事店なら、思いが本気、行動すれば、あなたの思い通りの経営は手に入れることが出来ます。

 

村松の直販元請化専門工事店の経営を知りたい、興味がある、やってみたい!

うちの会社でも実現可能なのかは、「思いたった今」こそです!

そのうち、ゆくゆくでは一生変わりません。

今こそ、あなたがアクションを起こす番です。

 

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