集客・売上・営業施策だけでいいですか?全体戦略・商品戦略は今のままで大丈夫?
先週末のある日、当社をよく取材いただいて大変お世話になっている、あるメディアの記者の方から、このようなご相談が入りました。
「週明けにある企業さんに取材に伺うのですが、そこの方から『効果的なギフトマーケティングの手法を知っている方から聞いてきてもらえませんか?』と言われました。」
「園社長なら知っているかな・・・と思い、ご連絡させていただきました。教えていただくことは出来ませんでしょうか?」
私の答えは「NO」でした。
この記者の方には日頃、とてもお世話になっているので「何とかしてあげたいな」という気持ちはもちろんあったのですが。私もコンサルタントですので、たとえ知っていたとしても教えるわけにはいきません。
これは、当社が知る最も有益な情報というのは、当社のクライアント企業がお金も知恵も労力も投入し、汗水たらしてだけでなく、血もたくさん流して得た情報だったりします。当然ながら、そのような情報を流出させることは、守秘義務上、絶対に出来ません。
とはいえ、せっかくご相談いただいたのに申し訳ないので、取材される前に、以下のことをお伝えしました。
「マーケティング施策以前に、問題・課題の根本要因が潜んでいることも多いですよ。」
長年事業を進めていくと、ある種の ”型” にはまってしまうことがあります。無論その ”型” が、順調に売上・利益をしっかり生み出してくれている間は大きく変えることはなくていいのですが、それでもスピードの早い今の時代において、常にブラッシュアップは必要です。このことはどの企業も分かっていることですから、皆さん総じてご努力されます。
ですが、大きくその ”型” を変えることには、特に過去の成功体験が大ければ大きいほど、二の足を踏みます。人間の本能的にも当たり前だったりもします。だからやっかいなのです。
”型=仕組み” は構築してきてすでにある。
あとは・・・
・どうやってさらに売上を大きく伸ばすのか?
・集客をもっと増やすためにはどんな施策を打つべきか?
これらのためにマーケティング施策や営業施策に向かうわけですが、その前に見つめ返して欲しいのが「事業の方向性」「ブランド」「商品」、それらの「独自性」です。
根本・基盤と言える部分で、これらをやり直したり、考え直したりすることは、本当に大変なことです。だから、どうしても目先の施策・打ち手に目が行きがちになります。マーケティング施策、営業施策はもちろん大事です。これらの施策実行がないと流通しませんから。
ですが、それら施策の効果を効率よく、ムダなく最大化させるためにはもう一度申し上げますが、先に挙げた「事業の方向性」「ブランド」「商品」それらの「独自性」があってこそ実現できるものです。
このことは今日と明日これから登壇するコンサルEXPO(秋)のミニセミナーでも詳しくお伝えしますし、先日発刊した最新刊の著書でもお伝えしていますが、ギフト化、ギフトビジネスで成功するためには、まずギフトにふさわしい・・・ということが、最初に来ますが、
「B=ブランディング」
「P=パッケージング(独自の商品)」
「M=マーケティング」
このB・P・Mを、”三位一体” で考え、組み立てることが絶対条件と常にお伝えしています。これはギフトのビジネスに限らず、どんなビジネスにも当てはまるのではないでしょうか。
あなたの会社では、マーケティング施策にばかり目が向いていませんか?
売上や集客が伸びない根本要因を、今一度深く考えられてみませんか?
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