事業計画書はまず自前で作成することを考えよ
(ある顧客企業の会長様より)
「後藤さん、今回のもの補助で弊社が無事採択されました。ご尽力いただき有難うございました。今後必要な手続があると思いますが、よろしくお願いします。」
(セミナーを依頼された方より)
「講演内容のアジェンダをいただき、有難うございます。できれば、補助金獲得支援のことにも触れていただけないでしょうか?講演を聴かれる方の中に公認会計士もおり、補助金の支援に興味がある方が多いと思いますので。」
これらは、補助金に関して私が関わった企業の会長様と、私にセミナーでの講演を依頼された方からの要望を要約したものです。
上の企業様は第7次「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」に応募され、無事採択されました。私が事業計画書作成の支援をさせていただきましたが、無事採択されてホッとしています。
また、セミナーについてはメインテーマは「事業性評価と知財」で、私の経験と実例を交えて事業における知財の位置付けや、知財の活用について講演させていただく予定なのですが、合わせて補助金獲得支援のポイントについても話をしてほしいということでした。
士業の業務の一つに、「中小企業向け補助金獲得の支援」があります。技術士、中小企業診断士、行政書士、公認会計士などいろんな士業が得意分野を生かし補助金申請と獲得の支援をされていますね。
おそらく公認会計士としては、「お金の計算や資金繰りなどは得意だが、事業計画の作成はちょっと・・・」という方が多いのかもしれません。
私は弁理士兼中小企業診断士でもあるので、事業計画の作成も依頼されてさせていただくことがありますが、本当は企業の経営者が(あるいは経営者に指示されて有能な従業員が)自分で作成するのがベストと考えています。
実際に、事業計画作成のポイントだけ指導を受けて自社で作成し、採択されている企業様も多数おられます。
実際に事業をされる方が「肌感覚」で事業計画を作成する方が机上の空論ではなく、説得力のある計画が作れるからです。あとはその表現を「ストーリー化」するだけです。
もし今後、補助金を活用して事業を進めたい方がおられたら、「自分ならどういう事業計画を作って実行したらうまくいくか」をまず考えてください。士業や専門家に依頼するのはその後でもいいと思います。
まずは自前で頑張ってやってみましょう!
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