後継社長が組織を成長に導く際に一番初めにすべきこととは?
バトン承継コンサルタントの浅野泰生です。
先日、このサイトでもご案内している後継社長の組織づくりセミナーを開催しました。
会場開催が続いていたので、久しぶりのオンライン開催。
オンラインということで1時間半へ短縮した内容だったのですが、オンラインで話すのはリアルで開催するのと別の疲労感があるものの、後継社長の組織づくりのポイントをすべてお伝えできたので、気持ち的には充実した時を過ごせました。
次回の開催日程はおかげさまで満席となっているのですが、10月以降の日程で空きがある日程もありますのでよろしければご参加ください。
さて、今回は私の持論であり、上記のセミナーでもお伝えしている「ハンカチ理論」についてお話いたします。
ハンカチをつまみあげると
ハンカチ理論とは。
組織においてトップに位置する人間のレベルをさらに引き上げることにより、組織全体の底上げにつながるという考え方をいいます。
イメージしてください。
ハンカチを広げてテーブルの上に敷きます。
ハンカチの中央部を持ち上げると、中心のつまんだ部分が位置的に一番上になります。
そのつまんだ部分をさらに引き上げれば、位置的に下にあるハンカチの端の部分(ボトム)も、つられて引き上がっていきます。
それをイメージしたのが下記の図です。
これを組織に置き換えたとき、中心のツマミ部分は、社長になります。
中心に近い部分は幹部や管理職、ハンカチの端には一般社員ということです。
組織づくりにおいて一番初めにすべきこと
多くの社長と接していると「幹部がいない」「社員が成長しない」という、そんな「愚痴」を聞くことがあります。
私の立場からみると僭越ではありますが、そんな愚痴をこぼす社長自身が停滞しているように感じることもあります。
幹部や社員に成長を求める前に。
社長自身が成長することにより、幹部や管理職も成長し、一般社員もおいていかれないように努力するものではないかと考えています。
逆に、社長に成長がないと、組織全体が停滞します。
もちろん、脇を固め、社長を一番見ている幹部の成長も頭打ちになります。
さらに幹部が自身や組織の成長がないことに、不足感を覚えはじめると、さらに努力をやめ何もしない幹部になるか、成長の場を求めて社外に羽ばたいてしまうという事態に陥ります。
ハンカチを引き上げるか、テーブルに敷いたままにしておくか
ハンカチを引き上げれば、つまり、社長が成長すれば、組織全体のレベルの底上げにつながります。
一方、ハンカチをテーブルに敷いたまま、つまり、社長自身が成長し次(上)のステージに導くことがなければ、幹部や社員にとって成長できる環境がないのです。
組織の成長は、ハンカチの中心である社長にかかっています。
組織を変えるために一番最初にすべきことは「上」から。
企業の「上」は社長です。
社長ご自身がよりよくなろうとしているのか、ご自身の目標に近づけているのか?
幹部や社員の成長を感じられない社長は、一度自分自身を顧みることも必要かもしれません。
そして、組織は人とチームで構成されています。
各部署や各部門というチームの一番「上」は社長と幹部で構成される経営チームです。
社長、幹部、経営チームが変わらなければ組織はよくなりません。
そのため、経営チームのつくり方について、冒頭にお話したセミナーでも詳しく、具体的にお伝えしています。
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