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「現状の元請建築会社とのつきあいはどうするのか」

SPECIAL

下請工事業脱却コンサルタント

有限会社村松鈑金東京オフィス

代表取締役 

屋根の板金工事業で、完全自前受注体制を築き上げた異色の現役社長コンサルタント。稼業を継ぐも、下請けの理不尽さに憤慨。下請け脱却を目指して20年、工事業の直販体制づくりを実現。その貴重なノウハウを同業に惜しみなく公開指導する。

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15号台風、沖縄、九州だけでなく、台風から遠く離れた弊社地域まで暴風、大雨をもたらしています。皆さんの地域は大丈夫ですか?今朝から台風後の緊急対応に追われそうな予感です。一軒一軒迅速な対処していきたいと思います。貴社では緊急対応の仕組みがありますか?

先日、知り合いの社長さんにこんなこと聞かれました。

「直販で宣伝販売するのはいいが、今の元請会社に白い目で見られたりしないだろうか。」

これは切実な質問ですね。ごもっともです。今現在の元請会社の仕事をしなければ、今の売上が立ちません。特に直販化を進めていくとき、宣伝の仕方が目立ってくると、元請会社からの圧力が掛かる場合があります。特に同じ営業範囲を決めたときに起こります。加えて同業他社からも良い様には見られません。

で、どうするか。これは下請比率が高いうちは、元請会社も付き合うわけですから、そこの社長さんや、担当者には予め予防線を張っておくことが必要です。そのときには、

「うちで出来る工事分野だけを直販PR始めたんですよ。」

要するに貴社の専門工事分野のみに宣伝しますよということを前面に伝えておけばよいのです。元請は総合建築の場合がほとんどですので、まあ、他の仕事にまでバッティングしなければよしと、了解してくれる場合が多いです。そうした話をしても、圧力掛けてくる元請も中にはいます。その時は・・・・社長さんの判断でしょう。営業範囲をはずすか、その会社の売上を捨ててPRするか。

今までの下請比率は、昨日今日では一気に逆転しません。直販で元請仕事だけで会社が成り立たないスタート時期は特に注意が必要です。折角直販化を目指したのに、経営が立ち行かなくなれば元も子もありませんから。

ただPRが上手く行きだして直販売上の目途が立ってくると今度は、下請仕事が足かせになってくるものです。その時には別の作戦があります。実際弊社も行ったことなのですが。

詳しくは弊社相談日、次回開催セミナーの中でお伝えしています。いずれにせよ、その期間は長く掛かるより、短く変化するほうが経営資源を無駄に使うことがないわけですから、まずは決める。

後は極力失敗の少ない成功事例をひとつずつ積み重ねていくことが大事です。

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